先週の6月16日(木)に約27年続いてきたインターネットブラウザであるデスクトップアプリケーション版MicrosoftInternetExplorer(以下、IE)のサポートが終了した。2000年初頭から長年インターネットブラウザの世界シェア率トップ、いわゆるデファクトスタンダードとして利用されてきたインターネットブラウザだ。それまではNetscapeNavigatorというインターネットブラウザが主流であったが、1995年Windows95にIEが標準搭載されたことによって高いシェア率を獲得することになった。しかし、2013年頃にはGoogleが開発したGoogleChromeにシェア率のトップを奪われてしまった。今更ながらシェア率が入れ替わった理由を考えると、標準化に消極的だったのが原因だと考える。IEは独自の仕様と機能を採用したことによって他のインターネットブラウザとの互換が難しくなった。確かに独自路線を進むのは開発側にとってはやり易いのかもしれないが、標準化されているモノに対応することは避けて通ることのできないことである。状況の変化を見極め、対応できるようにしていきたい。