皆は「West Point」をご存じだろうか。「WestPoint」とはNYにある米国陸軍士官学校で、全米のハイスクールを代表するスポーツ選手の中でも、チームキャプテン達が高2から志願し、連邦議会議員や、上院議員、副大統領の推薦を経て、ようやく入学が許可される。ところが、このように苦労して入学した士官候補生の1/5は入学後約2か月で中退するという。確かに訓練は非常に過酷ではあるものの、成績下位者だけが落ちこぼれて辞めていく訳でもなく、入学試験の上位者と下位者での中退率に変わりはないそうだ。この事象は、同じ陸軍の特殊部隊であるグリーンベレーでも見られ、その理由は心理学者の中でも謎とされてきた。それが、数年前にペンシルバニア大学の教授によりGRIT(Guts,Resilience,Initiative,Tenacityの頭文字をとった造語で「やり抜く力」と訳される)が提唱され、注目を浴びた。GRITは生まれ持った能力ではなく、知識や才能がなくてもGRITを意識して実践に生かしていけば物事を成功に導くことが出来るというのだ。GRITを計るには①才能×努力=スキル、②スキル×努力=達成の2つを使用する。諦めずに努力を続ければ必ずスキルは身に付くが、才能に恵まれた人が半分の努力しかしない場合、目標の達成には至らないことを示している。我々がGRITを習得するには、周囲と目的を共有し、その達成の為に自分が貢献すると良い。これはTWSの社訓でも謳われており、我々社員一人ひとりが、会社の目標を達成するように小さな努力による貢献を重ねていくことで、いつしか、TWSを更なる大きなステージへと押し上げていく大きな原動力となるだろう。