2018.10.19(Fri) M・Yさん(♀)
私は以前、トリマーとして動物病院に勤めていた。当時、病院に来るペット達に特に多い病気は癌とストレスだった。
ストレスは言葉が通じず、体も小さいペット達にとっても大きな病気だ。悪化するとお腹を壊したり、毛を舐めすぎて抜けてしまったり、攻撃的になったりする。
ストレスの原因は色々とあるが、東日本大震災の影響を強く受けたペット達が特に多かった。
東京は東北ほど影響を受けなかったとは言え、建物は大きく揺れ、食器などが落ちたり棚が倒れたりした家庭も多かったのではないだろうか。
ペット達も揺れを本能的に恐いと理解しており、震災の後は少しの揺れでも過敏になり、近くで行われている工事にも怯えてしまう事象も多かった。
ストレスの一番の治療法は寄り添ってあげることだ。撫でたり抱っこをしたりスキンシップを取るとペットはそれだけで落ち着きを取り戻す。
人間も同様で自分では良く分からないうちにストレスを溜めている場合があるだろう。
その場合も家族等と適度にスキンシップを取り、安心感を共有することが一つの対処方法になり得るのではないだろうか。