以前電車に乗っていた際に、終点到着アナウンスで「ご利用ありがとうございました。またのご利用をお待ちしております。」と言う典型的な文言の後に「本日が皆様にとってより良い一日となるように願っています」と言う一言のアナウンスがあった。普段からその路線を利用しているが、そのようなアナウンスを聞いたことはなく、とても印象的だったのを覚えている。印象的ではあったが、何か自分の考えに影響するものではないと感じていた。しかし、社会人となり、様々な方々と接していく中で、この+αの言葉の必要性や重要性を感じるようになった。先輩方やお客様と会話する際「ありがとうございます」の一言に加えて何か相手を気遣うような一言を加えたり、メール等で季節の挨拶に加えて何か一言プラスすれば、相手に寄り添うことが出来るのではないだろうか。車掌の言葉が私の印象に深く残ったように、+αの一言は私自身の印象を深くすることもでき、ひいては信頼度の向上にも通じるという可能性を考えると、一言をプラスするメリットは多い。TWSでは「技術の前に人ありき」「G・N・O(義理・人情・思いやり)」を掲げている。この意識はとても大切であり、このような言葉を自然と発することが出来るようになりたい。