「頼まれ事は試され事」という言葉がある。私はこの言葉を「相手はこの人を信頼できると思って頼んでいる。 だから実は試されているという事」のような解釈をしていたが、最近「頼まれた事に対し、相手の想像を超えた対応をし、いい意味で期待を裏切る」という解釈をするようにしている。仕事でも立場上「お願いする側」の場合と「お願いされる側」の場合があると思うが、何かをお願いされた際、どのような受け止め方をするか少し考えてほしい。例えばお願いされた内容を全て理解できた場合は自信満々に「お任せください」と言うと思うが、自分には少し難しいのではないか、とか、他にも適任者がいるのではないかというような内容の時は「いや」「でも」「だって」のような、つい出来ない理由を並べたり、言い訳をしてしまうケースもあるのではないかと思う。私は今年から受託の担当になり、色々なお客様との関係をより良くするため、また今後の関係を維持するためにはどうしたらいいか等、以前にも増して考えるようになった。その成果として、今後立ち上がる予定の案件へのアドバイスを求められたり、今回の案件にぜひ手を挙げてもらえないかというお言葉をいただくまでになった。求められる要件も非常に高いものがあるが、自分自身、簡単にできることをやるよりも、ハードルは高い方が良いという考えもあり、現時点では難しいからと簡単にご縁を切らずに、いつかビジネスで繋がることを信じて関係性を維持していきたい。皆も、何か頼まれ事があった際、なぜ自分へ依頼をしてくれたんだろうかとその意図を考え、自分を信頼をしてお願いしてくれた方へ「お任せください」と気持ちの良い返事をしてもらいたい。