今はビッグデータで消費者の動向を見て商品開発などに活用されているが、最近では社員の動向をデータ化する動きがある。名刺サイズのセンサーで、タイピングや会話時間などの活動データを集めるようになっており、あるコールセンターでは休憩時間などの雑談の活発度で拠点ごとに業績が違うことがわかった。そこで、話の合う同世代同士で休憩を取るなど工夫してみると、受注率が13%上がったという事例があるそうだ。また、ハーバードのビジネススクールの教授が「大量のコミュニケーションは時間の無駄ではないか?」という仮説で調査をしたところ、実際には対話やメール、電話などで大量にコミュニケーションを取る人の方が、そうでない人よりも業務を円滑に進め、完了していることがわかり、驚いたという結果もある。そんな結果が出ていることも踏まえて「休憩時間の雑談」のようなコミュニケーションも大切にしたいと思った。