最近の学校では、登下校時に名札をつけないという防犯対策を行っている。昔から「知らない人について行かない」という声かけをよく聞くが、最近では手口が巧妙になっており、名札を見て名前を呼びかけることで「知っている人のふり」をするケースや、挨拶を何度かすることで顔見知りとなっているケースがあり、子供達の中で警戒心が薄れてしまうそうだ。また、最近はスモークガラスになっているワゴンでの連れ去りがとても多いそうだ。注意喚起の動画では、実際に起こっている連れ込みの様子を再現されていた。再現動画の内容はこうだ。道を聞かれた人が運転席に近寄る⇒運転手が地図を見るよう促す⇒近づいて話始めた途端に運転席の後ろのドアが開く⇒背後から男性のお腹をグッと引き寄せる形で車内へ連れ込む。一連の動きは、運転席に近づいてから2秒ほどの間に起こっていた。不審な車には近寄らない。子供に道を聞く大人はいない。大人でも一瞬で連れ込まれる可能性がある。運転席の近くに立たないように・・・再現動画を見て、改めて防犯意識をアップデートすることができた。最後に、周りを警戒する人は連れ去られにくいそうだ。気になることがあったら後ろを確認することは、年齢を限定せず行える防犯対策の一つだ。いざという時のために、頭の片隅に入れておいていただければと思う。