私がこれからお話しする3分間スピーチは、この場にいる人様の貴重な時間を頂いて話をしている。さて、その「貴重な時間」とは如何ほどなのか。例えばこの場に居る社員の給与を平均年齢×1万円と仮定して、20営業日、1日8時間勤務として計算をしてみた。すると、この3分間は約5千円と試算する事が出来たのだ。つまりこのスピーチは5千円分の価値があるということになる。私は日頃、要点をまとめずに漫然と人と会話してしまうことがあるが、その時間であっても数百円から数千円分の時間を頂いていると考えると意識が変わってくる。もちろん意識しすぎて話しかけるのを躊躇って聞きたい事が聞けず、コミュニケーション不足に陥るのは本末転倒である。有意義な時間の使い方が出来るよう、時は金なりを少し頭の片隅に置いて端的で分かりやすいコミュニケーションを心掛けたい。