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議会をうごかした高校生

H・Yさん(♀)

鳥取県と県内市町村は、高校生のいる家庭に向け月7千円を超えた分の通学費を助成する制度を設けている。高校の数が少ない為、遠方へ通う高校生がいる家庭の負担を減らす事が目的だそうだ。しかし倉吉市だけは「地元への進学を促したい」との理由から、助成を地元の高校に通う生徒限定としていた。その倉吉市から隣の市へ毎日片道1時間以上かけて通学する高校生がいたのだが、通学費用は月1万円以上にも関わらず、条件に一致しないからと言って申請が通ることはなかった。制度に疑問を感じる中、中学の公民で学んだ「陳情」を思いつき「高校生の自分が訴えれば制度が変わるかもしれない」と考え、すぐに実行に移した。しかし残念ながら結果は不採択だったが、倉吉市議会の歴史上、初の高校生からの陳情であった。不採択の結果を受けた高校生は更なる行動を起こし、訴えに賛同した中学の同級生等が2週間で700人分の署名を集め、2度目の陳情と共に提出したそうだ。さすがに議会でも「署名をした多くの人の気持ちを汲みたい」 と採択されたそうだ。その後は、倉吉市も対象を新年度から県内全ての高校に拡大することを決定した。高校生の学びを活かす力と、同級生のGNOを感じる行動がとても印象に残ったニュースであった。私も過去の知識を活かし、行動に移していきたい。