ニュースで「異物混入」の問題が騒がれており、その謝罪会見の仕方について、批判が上がっていたので、謝罪の場において何が大切か調べてみた。1つめに「事実関係の正確な把握」が重要である。謝罪の内容が相手の想定とずれていると、謝罪しても火に油を注ぐことになる。相手がどんな損害を受け、何に怒っているのかを明確にしておく必要がある。2つめに「対応策を用意する」ことが大前提で、その損害にどれだけスピードをもって対応するかで相手に誠意が伝わる。3つめに「謝罪の態度」では、相手の言葉を遮ったりせず、言い訳を述べないこと、きちんと謝罪の言葉を伝えて真摯な態度で接することが必要である。長期戦を覚悟の上で臨み、電話で謝罪をする場面では、対面時の3倍はかかると思って対応した方が良い。これらは当然のことばかりであるが、改めて重要なことと感じた。謝罪をおこなうようなことがないのが大前提だが、もしもの場合には、このスピーチを思い出して欲しいと思う。