ここ数日、秋を通り越して冬になってしまったと思うほど寒い日が続いているが、「読書の秋」ということで読書の魅力を再確認したい。1つは、自分がこれまで知らなかった言葉や表現に出会えることである。本の作者が表現している言葉に触れることで、多くの言葉や言い回しを知ることが出来る。自分の思いを伝える際に言葉の選択肢が広がる為、より円滑なコミュニケーションを取ることができるはずだ。その為、新しい言葉や表現に出会うと、自分の財産が増えたようで嬉しく感じる。もう一つは、本を通して人の価値観を知ることが出来ることである。自分の好きな本には、自分の価値観や自分らしさが表れているのではないかと気付いたころから、誰かの好きな本を紹介してもらって読むことが好きになった。その誰かとは友人や尊敬する先生だったりするが、その人の好きな本を通してその人に少し近づくことができたように感じる。より多くの人から好きな本を紹介していただくことで、自分と似た価値観を持った人を見つけられるかもしれない。これからもたくさんの本を読むことで、自分の知らなかった言葉や価値観と出会い、心豊かに年齢を重ねていきたい。