先週から、健康経営活動の一環でトレーニングを受けている。健康経営活動担当から「トレーニングは科学だ」という言葉の元、効能を説明していただきながら毎日のように指導を受けている。指導を受ける中で、一点、気になったところがあった。それは、とても褒めてくれるという点だ。トレーニングをするときのフォームや、腕が上がらないギリギリのところでのもう1回の後など、細かいところで褒めてくれる。そうすると自分自身も嬉しくなり、もっと頑張ろうという気になれることに気が付いた。ある研究によると、褒められながら運動すると、そうでない場合に比べてパフォーマンスが6%ほど上昇するそうだ。それなら、いくらでも褒めれば良いではないかと思うが、褒められすぎると今度は「褒められなければパフォーマンスが出ない」という事態になってしまうそうだ。いわゆる「飴と鞭」をうまく扱うことが大切ということらしい。業務においても、部下に何かを指導する際に、単に出来たことを褒めるだけでなく、更にもう少し難しい問題に挑戦させる等の鞭も与えていかないと、逆に相手のモチベーションの維持に繋がらないはずだ。トレーナーは、確かに飴だけでなくあともうひと踏ん張りの鞭を上手に使っている。健康になる為ももちろんだが、飴と鞭の扱いも学べるように頑張りたい。