モンティ・ホール問題をご存知だろうか。アメリカのモンティ・ホール氏が司会者を務めたゲームショー番組で、景品を当てるための確立論を謳った問題だ。まずプレイヤーの前には3つのドアが置かれており、3つの内1つだけ当たりとなっている。プレイヤーが1つのドアを選択し、残り2つのうち外れのドアを開ける。つまり当たりはプレイヤーが選択したドアか残りのドアとなる。この時、最初に選択したドアから変えるべきか、それとも変えないべきだろうか。一見、当たりのドアを引く率は1/2に見え、ドアを変えても変えなくても確立は変わらないように見える。しかし、実際はドアを変えずに当たりを引く率は1/3、ドアを変えた場合の当選率は2/3となるのだ。これは一種の心理トリックとなっており、確率論で導かれる答えと直感的に感じる答えが異なる為に大論争に発展した。このように単純に見えて、実際は複雑な事象は世の中に沢山ある。モンティ・ホール問題のように興味を持って調べれば新たなことに気付けるだろう。日々の業務も淡々とこなすのではなく、興味を持って行えば成果物への理解度が変わってくる。何事にも興味を持って取り組んでいきたい。