自分の機嫌は自分で取るという言葉は、私の好きな言葉の一つだ。初めてこの言葉を知った時は、なんで素敵な言葉なんだ!っというのが最初の感想だった。日常生活の中でも、ふと思い出す。最近、この言葉を思い出したのは、年末に大怪我をして落ち込んでいた息子が気持ちを持ち直した瞬間を垣間見た時だった。ケガをした当初は部屋に籠って一人で泣いていたのにも気付いたが、言葉をかけることが最善だとは思えなく、気が済むようにさせている日もあった。少し時間が経つと、日常を取り戻そうとする行動が見られたので、私含め他の家族も安堵した。息子は周囲に当たり散らすこともなく、自分で自分の機嫌を取り、立ち直った。少しずつではあるが前に進もうとする息子の姿を見て、強い人間に成長したなと思った。と同時に、自分自身はどうなんだろうと、ふと考えた。私自身、誰かの言葉や、周りの環境、空気感などにすぐに影響される方である。その為、落ち込むことも多いが、すぐに誰かに頼るのではなく、自分の機嫌は自分で取り、前へ進んでいけるようになりたい。