一ヶ月ほど前、日常的に使用していたマフラーを紛失してしまった。その日は休日で外出する予定があった為、家から最寄り駅まで車で送ってもらい、いざ電車に乗ろうとホームに着いた時にマフラーを持っていないことに気が付いた。ほんの数分間の出来事で、落としてしまったことが信じられず、家や車を探したがやはり見つからず、落し物の問い合わせをすることになった。鉄道会社や最寄りの商業施設、警察など複数の窓口に問い合わせたが今現在、見つかっていない。この体験から感じたことが2つある。1つは、習慣化されたことに対する記憶の曖昧さについてだ。問い合わせる上で、「マフラーの色・柄は?」「マフラーが確実に手元にあったという最後の記憶は?」という質問を受けたのだが、改めて聞かれると記憶が曖昧であった。2つ目は、気を付けているだけではダメだということだ。日頃から、落し物や忘れ物には気を付けており、どちらかというと神経質なタイプだが、マフラーをなくしてしまったという事実の前では「気を付けていたつもり」では意味がない。これらのことは仕事にも通じる部分があると思う。どんなに気を付けていても、ミスをしてしまっては取り返しのつかないこともある。普段ルーティンで取り組んでいる業務こそ今一度意識をもって取り組んでいきたい。