明日のひな祭りに向けて、2週間ほど前にひな人形を飾った。昨年までは娘がいたずらしないよう、寝静まった頃にこっそりと飾り、触らないように口うるさく言っていたのだが、今年からは娘と一緒に飾ることが出来るようになり、子どもの成長を実感している。ひな祭りの由来は諸説あるが、上巳の節句、別名を桃の節句と言い、女の子の健やかな成長を祈願する日であった。節句の時期は悪い気や穢れが溜まりやすいとされており、その穢れなどをひな人形に移し、川に流していたのが始まりだと言われている。現在のように人形を飾るようになったのは江戸時代に入ってからだそうだ。明治・大正時代には家の権勢を示すものとして豪華さを競っていたが、今では住宅事情に合わせてコンパクトタイプが人気になっているそうだ。感情論になってしまうが、ただ人形を飾って眺めるだけではなくその行事の背景を知り思いを馳せると、より一層充実度が高まり、日本の文化としての行事の大切さが感じられるのではないだろうか。行事の由来や習わしなど、知らなくても日常生活で困ることはないだろう。しかし知識があることで日々を豊かにできるのではないかと考えている。TWSでは多くのDXツールを業務を便利に効率化させるために取り入れている。それをただ単に何も考えずに使うだけではなく、取り入れた目的、背景や狙いを考えることで、今以上に充実させられるよう努力していきたい。