随分と前に管理職の研修を受けた際、講師の先生より「自分の幸せをゴールに置いた特性要因図を作りなさい」という課題をいただいたことがある。特性要因図とは作成された図が魚の骨の形に見えることから、別名をフィッシュボーンチャートとも言う。この特性要因図は魚の頭部分に当たる場所へと特性となるゴールを置き、背骨を配置する。そこに大骨に当たる大きな要因を記載し、中骨には特性に影響している要因を小さなことを全て記載していていく。特性要因図のコツは出来るだけ広い観点から図を作ることだ。私は、自分の幸せをゴールに置いた特性要因図の大骨部分に「家族」「仕事」「人間関係」を置き、様々な観点から幸せになる為の要因を書き出したことを覚えている。課題そのものは作られた特性要因図に対しての採点等はなく、あくまで自分の将来を明確化し、そこに向けて何をしていかなければいけないのかを問うものであった。昨日、新しく社会人となった新入社員の皆も、まだ将来の姿ははっきりと決まっていないだろう。だからこそ、自分の目指す未来の為、何が大切で何が必要なのかを考え、今後の社会人生活を夢に向かって楽しく過ごしてもらいたい。