業務の報告等で「特にありません」という答えが返ってくることがある。それを聞くと学生時代のアルバイトを思い出す。当時、工場でハードウェアの評価業務を行っており、その際の報告として「特にありません」と答えたところ「特に」以外に何かあるのか、と詰問されたのだ。何も無いのであれば「特に」ではなく「問題ありません」と答えるべきであろう。また、ある本では課題、要望、提案等を問われた際「特にありません」=「自分は仕事が出来ません」だと書かれていた。ゴミが落ちていて、拾う人、気付いても拾わない人、気付かない人。拾わない人は拾うよう指導すれば良いが、気付かない人に気付くよう指導するのは難しい。そもそもの問題意識が薄いのだから。業務における問題点や改善点は大小多数あるはずである。そこに気付けない、発することが出来ないのは致命的である。この話を聞いた皆さん「特にありません」と書けなくなりませんか?