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物事は捉え方しだいで前向きになれる

G・Hさん(♂)

私もベテランと言われる年齢になり、人から注意されたり、指摘されたり、説教をされる機会が少なくなった。それはありがたいことでもあるが、その反面、不安に感じる部分もある。15年ほど前、私がまだテレビ番組制作の仕事をしてたADからDに上がりかけの頃の話である。私は「企業努力を特集する番組」を担当し、とある居酒屋チェーン店の舞台裏を取材することになった。「クレームってあなたにとって何ですか?」という問いに対し、答えてくれたエリアマネージャは「お客様からのクレームは“宝物”です」と答えた。「感情的に言ってくるお客様もいるが、指摘や注意をしてくれるお客様は、いま会社が早急に改善すべき課題を、正直に我々に伝えてくれている。お客様の多くは『提供が遅い』『接客態度悪い』と感じたら、クレームなんかせず、もう2度と来てくれなくなるだけ。だから、口うるさいお客様、いちいち細かいことを注意してくれるお客様というのは私たちに課題を提示してくれる大切な宝物なんです」とのことだった。この話を聞いて、当時の私は ハッとした。その頃の私は、まだ一人前のディレクタになりきれてないにも関わらずプライドだけは一丁前に高く、自分のロケの仕方やVTRの編集のことで、先輩やプロデューサから注意されたり指摘されることが多かった。しかし「修正します」と口では言いながら、内心「センスが悪い修正だ」とか「俺には俺のやり方がある」と思い、素直に受け止めていない部分があった。しかし、そのエリアマネージャの「注意や指摘は、改善のチャンス」という言葉を聞き、前向きに思えるようになった。是非皆も改善のチャンスだと前向きに捉えて欲しい。