長い社会人人生の中で、業務を円滑に遂行する上で最も重要なことは「報連相」だと私は思っている。言うまでもなくビジネスの基本として必要不可欠な「報告」「連絡」「相談」の頭文字を取ったものであるが、この3つ、重要度が一緒ではない。どれが一番重要かというと「報告」である。報告が無ければ、指示者が「今」どんな状況になっているのかを把握する事が出来ない。特に作業の進み具合によって次の作業に取り掛かれるかどうかが決まるようなクリティカルパス内の作業の場合、完了報告が無ければ次の作業に取り掛かれず無駄な時間を出してしまうだろう。また問題が出ているならば、どんなトラブルでどのような影響があるのか報告が無ければ対処の仕様が無い。上司から「あれどうなった?」と聞かれるのはマイナス点だと言われている。依頼者から状況を聞かれる前に報告するのが正しい在り方であり、状況を問われた時点で相手の満足度は下がっているのである。報告も口頭でするだけではなく、併せてメールや文書に残し、相手だけでなく周りにも周知すれば、より効率的だろう。皆には、より能率的な仕事の進め方を意識しながら業務を進めてもらいたい。