最近、父が趣味のように行なっていることがある。それは「有事の際に備えるグッズを収集すること」である。有事とは、なにも地震や火災だけでなく、電車の運行などについても、有事として備えられるようにしているようだ。例えば、電車が運行停止した場合に備え、会社から自宅まで無事に帰宅できるよう、電動キックボードを購入した。また、震災が起きた際のために、簡易ソーラーパネルや、それに対応した、超大容量蓄電バッテリーも購入している。そんな中、私がもう1つ重要視している点がある。それは、ネットワークのインフラである。1度災害が起きると、電波の基地局なども崩壊してしまうため、一般的なブロードバンドやモバイル通信等ができない状況に陥る可能性がある。私が、最近注目しているブロードバンドサービスに、スペースX社の「スターリンク」というものがある。特徴は衛星電波との通信を行うことで、ネットに繋げるサービスである。この通信を行うには専用のアンテナを購入し、そのアンテナ経由でネットワーク通信を行うことが出来る。つまり電源さえ確保できれば、ネットワーク接続元を好きな場所に置けるのである。このネットワークを使えば、一般的なブロードバンドが使えない災害時もネットに繋げられるため、情報入手などの役に立てられるのではないかと考えている。利用料金は割高だが、導入する価値はあるのではないかと家族と検討しているところだ。