年度末に差し掛かり、納品等で忙しくなる時期。私は「今、時間ありますか」、「今、少し時間ありますか」という問いかけをされるのが苦手だ。日常的に使っている人もいると思うが、忙しい時にこの質問を受けて返答に困った事がある人もいるのではないだろうか。多くの場合、自分の仕事に集中しているところで実際には「時間がある」訳ではなく、必要に応じて時間を「作る」というのが正しいだろう。このような質問を受けると、話をしたいだけなのか、それとも何か仕事を依頼したいのかと勘ぐってしまう。全社員研修を受けた際「少し」の尺度は人によって違うという話があった。「時間ありますか」の時間は1分なのか、それとも5分、10分、はたまた1時間なのか分からず、受け入れにくいし断りにくい非常に厄介な問いかけだと思う。かく言う私も、このような問いかけをしてしまうことがあるが、その際は明確に、どれくらいの時間が欲しいのかを提示するようにしている。例えば「今、5分だけいいですか」、「15分だけ打ち合わせできませんか」と言うだけで、時間を取れるか、取れないかの判断できるので受け入れ易くなるのではないか。時間を「作ってもらう」という意識を持って、双方ストレスのないコミュニケーションを取ってみてはいかがだろうか。