2021年4月1日、各社で入社式が開かれTWSでも今年11名の新卒社員を迎えた。新社会人となる人達は期待と不安で胸が高鳴りながら、入社式の場に居ることだろう。朝、ニュースで新社会人が不安に思うことベスト3は、業務についていけるか、人間関係が円滑に出来るか、自分がその会社で成長出来るか、だと言っていた。業務や自身の成長は、自分のやる気次第で変わってくる。まずは目の前の出来ることを確実にこなしていけば、どの不安も消えてなくなることだろう。そして私から新社会人となる皆へお願いが3つある。まず一つ目は感謝を忘れないことだ。今、皆がここに立っている場は自分1人の力で成し得た結果ではない。家族、学校の先生方、友人達、大勢の人たちのお陰で今がある。今後も周りに感謝を忘れず、今まで受けた恩を返せるように社会人として立派に羽ばたいてもらいたい。そして二つ目は初心を忘れないこと。入社して月日が経つと慣れが出てくる。慣れは惰性を呼び、気付けば成長が止まってしまうことがある。しかし、期待と不安がせめぎあっている今の気持ちを忘れず、時には立ち止まりながらも自分を見つめなおして成長していってもらいたい。最後は今を生きることだ。10年前の3月11日、忘れもしない東日本大震災があった。そして10年後の今、何の因果か各地で地震が勃発している。実は3.11東日本大震災より前には昭和三陸地震という地震があり、こちらも津波で大きな被害を受けている。もし昭和三陸地震で得た教訓が生かされていれば、3.11東日本大震災では被害を最小限に抑えることが出来たのではないだろうか。新社会人となる皆には過去の栄光を振り返るのではなく、過去からの教訓を生かしながら今を精一杯生きてもらいたい。