よく「説明させていただきます」等の使い方を耳にする「○○させていただく」という表現。しかし、実際は自分が何かをする時に使う表現ではない。正しくは、相手に許可をもらう時、例えば「利用させていただきたいのですが」という場合に使う表現である。先のような使い方では、自分の都合で行うという含みがあり、多用しすぎるとかえって無礼な印象を与えてしまうのだ。「○○いたします」と言い換えることで好感のもてる言い回しになる。敬語の使い方はいろいろな場面によって違い、間違えながら覚えていくものだと思う。皆も失敗を恐れず、良いと思う人の真似をしながら敬語を使ってコミュニケーションを取っていただきたい。私達先輩社員も新卒社員が入社するこの時期に、自身の敬語について振り返るのは良いチャンスになるのではないだろうか。