一昨日、日本野球界のスーパースター「大谷選手」の、FA移籍が報じられた。プロスポーツ界No1の契約金で何と1015億円という金額だった。1年で約101億円、税金約55億円を差し引いても年収約46憶円とは名実ともに本当の世界一だ。世界一のスーパースターになれたのは、当然本人の持って生まれた才能や、日々の努力があってこそだと思うが、その他にも恩師と呼ばれる方々との出会いがあったからだと思う。まずは高校時代の佐々木監督である。5年程前に高校の練習試合に審判で呼ばれた際、佐々木監督と話をさせてもらった事があるのだが、佐々木監督は、生徒に「まず夢を目標に変え、高校3年間はその目標を達成するために何をすべきか自分で考えて日々行動するように」と教えるそうだ。大谷選手のマンダラチャートは有名な話だが、大谷選手だけではなく佐々木監督が教える野球部の選手たちは皆、同じ行動をしているそうだ。また「日本のプロ野球ではプレイしない」と公言していた大谷選手を、説得し育て上げた栗山監督もいる。当時、投打二刀流でプロ選手の育成は絶対に出来ないと言われていたにも拘らず、大谷選手との約束を守り、信念を貫いて二刀流として最後まで育てた。私の私見ではあるが、大谷選手は自分を支えてくれる人の教えや思いを素直に受け止め、自分が出来ることを脇目もふらず一生懸命努力することで、みんなに恩返しをしている。全国2万の小学校にグローブ寄付するなんて、正にその表れではないか!決して奢らず、野球少年たちの目標としてこれからも頑張ってほしい。