先日テレビを見ていたところ某バス会社による業績不振からの急激な企業再生が行われたという話しが放送されていた。バス会社はお客様が減るのは仕方のないことだと言われ続けていた。二代目社長は皆で営業しようと社員に声をかけたが2年ほど相手にされない日が続いていた。ある日、社外の先輩二人と居酒屋でその話をしたところ「自分が自分がと自己主張が激しいだけで社員のことを考えていないじゃないか。もっと社員を愛せ」と言われた事が二代目の心に刺さったそうだ。翌日から社員一人一人に挨拶をしたり、共にお酒を交わし語り合う等コミュニケーションをとることを心掛けていったところ、少しずつ士気が高まり、営業活動を行った結果、業績があがった。今では黒字経営の会社に再生させたのである。私の好きな言葉に「役職で言葉を語るな、己の言葉で語れ」という言葉がある。新入社員が入ってくる前に再度フィロソフィーを今一度、読み直してみてほしい。