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利益を出さない企業は罪悪である

H・O執行役員(♂)

私が新卒の頃、先輩社員より「利益を出さない企業は罪悪である」と厳しく教えられた。企業が利益を出すことは、株主への配当、社員への給与、法人税の納付といった形で社会貢献を果たすために欠かせない。その利益を上げるために我々ができることは、営業であれば良い条件での受注、本社の間接部門であれば無駄遣いの削減、技術者であれば健康管理を徹底し効率的に作業を進めるといった、日々の小さな努力の積み重ねである。40年前、ある上場企業の工作機械メーカーとの契約で、120日手形払いという厳しい支払い条件を提示されたことがあった。ソフトウェア開発では主なコストが人件費であり、翌月には給与を支払う必要があるため、入金の遅延はキャッシュフローを悪化させる。この状況を放置すれば大変な事態になると考え「自分の給与が120日後に支払われる」と仮定して真剣に交渉を続けた結果、相手役員から現金払いを承諾してもらうことができた。この経験を通じて、企業活動においても「自分事」として捉えることが、最終的に会社の利益に繋がると強く感じた。箱根駅伝の予選会では、わずか1秒の差で本選出場を逃すこともある。同様に、我々も計画に対して1円でも不足すれば目標未達となる。利益計画を達成するためには、常に100%以上の意識を持って日々の行動を積み重ねることが重要である。