以前、ある営業がライバルメーカーのシステムが入っている企業へと日参していた。勿論、最初はまるで相手にされず、それでもめげずに2、3ヶ月して程通い続けたところ、社長より声をかけていただき、話しをするきっかけを頂けたそうだ。その数ヵ月後にはライバルメーカーから自社へシステムが切り替わり、以後の受注が全て切り替わる結果と相成ったと言うのだから驚きだ。その後も何かと相手先の社長に目をかけてもらい、次々と受注をいただいたりしたそうだ。製品が良いのは勿論のことだが、企業側からの営業に対する信用も一役買ったのは間違いない。逆も然り。ライバルメーカーよりも値段も製品も良かったのに信用が足りず、契約が他社へと流れてしまったこともある。企業と企業の取引きには何よりも信頼関係が大事であり、信頼が無ければ相手との絆は結べない。相手の信頼を勝ち取るためには何をしたら良いのか、プロ意識を持って相手と関わっていくべきであろう。