以前行っていたプロジェクトでは、理不尽な要求が当たり前だった。そのせいで、すぐに辞めてしまう人、「もう辞める」「辞めたい」という言葉が挨拶になっている人も少なくなかったが私は半年以上そのプロジェクトに携わった。そのプロジェクト最終日にメンバ数名とご飯を食べに行ったときのこと。曜日という概念も無くなりかける程忙しかった時期の話で盛り上がったのだが、そこで気付いたことがあった。「あの時、すごい悩んでましたよね」と言ったところ、当の本人はあまり覚えていないといった表情を見せたのだ。プロジェクトを継続していくうちに、重く考えていた内容が「軽い話題」に変わっていた。私自身も悩んでいたが、今は冷静に振り返ることができる。何事も経験をしていくことに意味があるのだと思う。苦しいと感じながらも、目の前のことに懸命になれば、数ヶ月後の自分はもっと笑うことができている。そうプラスに考え、次に繋げていきたい。