働きアリの法則をご存じだろうか。集団を「よく働く・普通に働く・働かない」に分けたとき、働きアリが全体の2割、普通のアリが6割、働かないアリが2割になるという性質のことだ。「よく働く」働きアリだけを集めても、その中から働かないアリが現れるという話は有名である。しかし実際のところ、ある特定のアリだけが働く、働かないという訳ではなく、疲れたら交代する形をとっているそうだ。実際に、働きアリばかりのコロニーは、働き度合いがばらばらのコロニーに比べて早く滅びてしまうという研究結果もあるようだ。私たち人間の場合は、仕事の後は、家でゆっくりしたり、休日には出かけたり、睡眠を取ったりすることでリフレッシュできる。時には残業も必要だが、休みを取らずにやり続け過ぎてしまうと、結局はミスが増えたり仕事の効率も落ちてしまったり、といった負の連鎖に繋がる。近年では、業種問わずバーンアウトという言葉をネットやニュースで耳にする機会が増えたと感じている。バーンアウトとは、燃え尽き症候群とも呼ばれており、簡単に言うと、頑張り過ぎてしまい頑張れなくなってしまうことだ。バーンアウトの予防策としては、睡眠、運動、チルアウトなどを十分にとること。心身が健康であってこそ、いい仕事が出来ると言い聞かせるのだ。そしてセルフケアだけでなく、一人で抱え込まずに、是非誰かに相談してほしい。