テイルウィンドシステム 立川市のIT求人 コンサルティング、設計、開発

3分間スピーチ

  1. Home
  2. /
  3. 3分間スピーチ
  4. /
  5. ファクトチェック

ファクトチェック

T・M執行役員(♂)

コロナの感染者数が増加し続け、東京都は昨日、一昨日と2万人を越えた。ここ数日は「過去最多」の文字を見ない日は無い。第6波になってからは社員の中でも陽性者、また家族が陽性になったという話を聞くようになった。その際、これも慣れからくるのだと思うが、医師や保健所等の指示を受けず、勝手な思い込みや判断をしている人が散見される。その一つに、コロナ陽性者が療養期間を終えて職場復帰する際に「PCR検査を受けて陰性であることを確認してから」というものがあった。しかし、よくよく自治体や病院が発信している情報を見ると、療養期間終了後も数週間はウイルスの死骸等が体内に残っていることも有り、陽性反応が出てしまうことがあるそうだ。そうなると療養終了の目安としてPCR検査を受ける行為自体が無意味なものであるということを知った。「ファクトチェック」という言葉を知っているだろうか。情報の正確性・妥当性を検証し、正確な 情報のみを他者と共有する行為、いわゆる「真偽検証」である。以前受講した講演会で大学の教授が話されていたのだが、公的な情報であれば世間に流れる前にファクトチェックがなされるかも知れないが、今はSNS等で誰もが気軽に情報を発信できる時代。中には面白半分の嘘情報も含まれる。熊本地震の際には「動物 園からライオンが逃げた」というフェイクニュースや、コロナ禍になってから起きた「トイレットペーパーがなくなる」というデマが流れたのも記憶に新しい。 間違った情報かどうかを判断するのは自分自身でしかない。一つの情報だけで即座に判断するのではなく、多くの情報の中から正しい情報を取捨選択していく必要があるではないだろうか。