私が4月に入社してから現在に至るまでに感じた重要なこと。それは、情報を自分の意図通りに伝えることの困難さである。毎日のように自分の意図しない伝わり方だったり、そもそもうまく伝わっていないと感じている。最初に実感したのは、新卒研修など新卒のみで作業を行うときだ。説明を受けた時点で自分の認識と他の人の認識に齟齬が生じており、一人ひとりの認識にもわずかにズレが生じていたことがある。結果として作業のやり直しとなった。また他にも各自の情報が同一ではなく共有が不十分であったために作業にばらつきが生じてしまうことがあった。この経験を通して、説明の時点では不明点を作らないよう時間を掛けてでも細かく確認をし、複数人で作業を行う際はルールを確実にしておくことを意識している。また、現在の業務において質問や説明をする機会が多く増えたが、私は内容を整理する前に話し出す癖があり、話しているうちに本質から逸れてしまうことがある。相手に伝わるように具体的かつ端的にまとめて話す難しさを感じており、質問する際は意識して具体性をもって言語化するように気を付けている。この言語化は、コードを読むときや書くときにも必要な能力だと思っており、コードを触る際もまずやりたいことを日本語で言語化してからどう対応するか考えていくという流れを大事にしている。今後も意識して自分の中で内容を整理し言語化することで、要点のまとまった的確な意見を持てるよう努めていきたい。