最近、「映画はどのように見ていますか?」と問われると、多くの人が「サブスクリプションサービス」や「テレビ」と答えるのではないだろうか。コロナ禍の影響で動画配信サービスの利用が急速に普及した一方、映画館の利用者数は2020年のコロナ禍以前と比較して約30%減少しているという。しかし、私は映画館で映画を観ることが好きだ。映画館で映画を観るメリットとしては、臨場感のある体験が楽しめること、映画の世界に没入することで日常のストレスから解放されること、そして一緒に観た人との共有体験が得られることなどが挙げられる。例えば、『THE
FIRST SLAM
DUNK』を音響にこだわった劇場で観た際、音の振動が体に伝わり、肌が痺れるような感覚を味わった。まるで試合会場の観客席にいるかのような臨場感があり、何度も映画館に足を運んでしまうほどだった。また、映画に没入することで日常のストレスを忘れるだけでなく、脳が興奮して気分がリフレッシュされる。さらには、映画の中で人生のヒントを見つけることさえあると感じる。共有体験についても、友人と一緒にインド映画を観た後、その足でインドカレー屋へ行き、映画の感想を語り合いながら盛り上がるといった楽しみ方ができた。確かに、チケット代は高く、サブスクで観られる時代だが、映画館での体験は他では得られない貴重なものだと感じる。非日常の体験を味わうためにも、ぜひ劇場に足を運んでみてはいかがだろうか。