本日9月30日は、1年に3回ある「交通事故死ゼロを目指す日」と制定されている。以前、家族が交通事故に巻き込まれ、とても大変な思いをした経験がある。そのため、私は無理な運転を避け、常に安全運転を心掛けている。安全運転の心構えとして、「かもしれない運転」という言葉がある。これは、「だろう運転」(思い込みによる事故を招く運転)の反対で、物事を否定的に捉えて事故を防止するための考え方だ。たとえば、歩行者が「飛び出してこないだろう」と考えるのではなく、「突然飛び出してくるかもしれない」と最悪のケースを想定して運転することが大切である。この「かもしれない運転」の考え方は、運転だけでなく、人とのコミュニケーションにも当てはまる。たとえば、顧客とのやり取りで「連絡したから大丈夫だろう」と済ませてしまい、互いに認識のずれがあれば、インシデントにつながる可能性がある。可能性が低くても、「かもしれない」という意識を常に持つことで、事故やインシデントを未然に防ぐことができるのではないだろうか。