先日、ニュースで「フードリボンプロジェクト」が紹介されていた。子ども食堂については広く知られているが、このフードリボンプロジェクトは、その派生型ともいえる取り組みである。この活動は、千葉県市川市の一般社団法人と市川市が連携して、2023年にスタートした。開始から約2年が経過し、徐々に認知が広まり、現在では全国に活動が広がりつつある。プロジェクトの仕組みは、趣旨に賛同した飲食店が事務局に申し出て「協力店舗」となり、まかない料理を中学生以下の子どもたちに提供するというもの。1食あたりの料金は300円に統一されており、この費用は、プロジェクトに賛同したお客様が負担する。具体的には、賛同者が店舗で300円のリボンを購入し、お店の掲示板にリボンを掲げておく。子どもたちはそのリボンを利用することで、無料で食事を受け取ることができる。また、保護者が同伴する場合は、同じく300円を支払えば一緒に食事ができる仕組みとなっている。調べてみると、我が家の隣駅にも協力店舗があるそうで、今度、家族と一緒に訪れてみようと思う。これは「社会貢献」の一つの形であるが、TWSにおいても社訓に則って「フードバンク」や「エコキャップ収集」などの活動を進めている。一人の力は小さくても、多くの人が協力すれば大きな力となり、多くの困っている人々の助けになれるかもしれない。人は誰しも、他者の支えの中で生きている。そうしたことを常に自覚し、今回紹介したような取り組みをはじめ、自分にできる範囲で一歩を踏み出し、行動につなげていきたい。