【活動の概要】
社会福祉法人 立川市社会福祉協議会の災害ボランティアとしての活動のお話、耳の不自由な方からのお話を伺いました。
また、2020年東京パラリンピックの競技でもあります「Boccia(ボッチャ)」も体験しました。
【活動状況】
■災害ボランティアとしての活動
立川市社会福祉協議会の小林様より、災害ボランティアとして活動された際のお話を伺いました。
実際に西日本豪雨でボランティアに参加した際の体験談や、参加する際に踏まなければいけない手順などをお話しいただきました。一言に災害ボランティアと言っても、単に行くだけでは逆に迷惑をかけてしまうこともあります。
様々な準備、心構えが必要だと認識することが出来ました。
■手話講座
聴覚障害を持ち、立川市社会福祉協議会の活動にご協力されている下坊様より、手話講座を行っていただきました。
災害時などでは、視覚で確認できる情報が少なく、十分に支援を受けられない事も多いそうです。手話ができなくても、筆談や携帯電話を使っての文字入力等、伝える手段はたくさんあります。
思いやりや一歩踏み出す少しの勇気さえあれば、お互いに気持ちよく生活できるようになるのではないでしょうか。
■Boccia(ボッチャ)体験
「地上のカーリング」とも呼ばれる、パラリンピックの正式種目である、Bocciaを体験しました。
ジャックボール(目標球)と呼ばれる白いボールに投げたり転がしたりしていかに近づけるかを競うシンプルな競技ですが、やってみると中々難しかったです。
男性、女性、役員、新卒と色々な組み合わせで対決しました。
ゲームを1番盛り上げてくれたのは、さすが、大ベテランが集まる役員チーム!
最後の最後まで目が離せない一戦を繰り広げていただきました。
老若男女、どんな人でもできる競技ですので、一度、体験してみてはいかがでしょうか?!
■ボランティア活動を振り返り
過去のボランティア活動を振り返り、企業として今後どう活動していくべきか、今回の講習を設営した経営企画室より発表を行いました。
■フードバンクへの寄付
社員の協力のもと、フードバンクへの食品の寄付を募りました。
前回の65.1㎏を大きく上回る、総重量『 172.1㎏ 』 もの食品を寄付させていただきました。
ですが、まだまだ食べ物に困っている方々や施設はたくさんあります。
テイルウィンドシステムでは、引き続き支援していき、少しでも多くの方々の助けになればと思います。
【参加者の感想】
- 何でもする側目線でのボランティアをするのではなく、受ける側の受け入れ態勢や心の準備が大切であることが理解できました。思いやりの気持ちがあってこそのボランティアなので、必要なものを必要な時に応じて支援することが大事だと感じました。
- 普段の心がけから変えていかなければいけないのではと思います。他の人を助ける知恵はそのまま非常時の対処法にもなります。ボランティアを他人事とせず、減災の知恵として役立てられれば良いと思います。
- 聴覚障害の方全員が手話を使えるという分けではない事を伺って、手話ではなくてもコミュニケーションをとることが出来るということを知れたのが良かったです。
- 手話と指文字は違うというところ。指文字さえ覚えれば手話が出来ると思っていました。一見障害をお持ちの方だとは分からないので、特に有事の際はもっと周りに気を配らないといけないと思いました。
- 駅や街中で障害を持たれている方が困っている様子だった場合に、何か手伝える事はありますかと積極的に動こうと思いました。
【設営部より】
社会福祉協議会の方からの「災害時の心構え」、手話協会の方からの手話講座など、普段お聞きすることのないお話を伺うことができて大変勉強になりました。今後災害が起こった際にどのように社会に貢献していくかを改めて考えるきっかけとなりました。
また、ボッチャ体験をさせていただいたことで、プレーヤーのみならず年齢問わず社員全員が楽しんでおり、2020年の東京オリンピック・パラリンピックがより楽しみとなった非常に良い経験となりました。
社会福祉協議会 小林様をはじめ、ご協力いただきました下坊様、手話通訳の方、そして社員の皆様、ありがとうございました。