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3分間スピーチ

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K・Uさん(♂)

私の祖母は今年の6月に102歳で老衰により他界した。彼女の長寿の秘訣は、毎日笑い、そして欠かさず体を動かすことだった。いつも笑顔で、どこにいても笑い声が絶えなかった祖母は、周囲を明るく照らす存在だった。また、歩くことが好きで、私が小さい頃はよく一緒に散歩に出かけた。この習慣が、祖母の長寿に繋がったのだろう。笑うことと運動が健康に良い理由を調べてみると、次のような事実が浮かび上がった。まず、笑うことは幸せな気分をもたらし、ストレスを軽減し、心をリフレッシュさせる効果があると共に、免疫力を高めることが知られている。一方、運動は血流を促進し、心肺機能を高めるだけでなく、精神的な健康リスク、特にうつ病や不安症の軽減にもつながる。実際、適度な運動を続けることで、メンタルヘルスの改善が確認されている。祖母の長寿を支えたのは、この「笑い」と「運動」の力だったのだと改めて感じた。私も祖母を見習い、健康を維持し、楽しく長く仕事を続けるために、日々の生活の中で笑顔を忘れず、周囲の人々と積極的にコミュニケーションを取り、適度な運動を続けたいと思う。頭では分かっていても、実行が難しいこともある。しかし、これからは『笑うこと』と『運動すること』を習慣化し、意識的に取り組んでいく。

Y・Mさん(♂)

私たちは日々、新しい知識を得る機会に恵まれている。例えば、打合せに参加したり、資料や設計書を作成したり、客先に赴いたりすることだ。そういった日々の経験を積むことで、私たちの知識は確実に増えていく。しかし、その知識をただ持っているだけでは活かすことができない。大切なのは、その知識をどう使うかである。ここで「知識を知恵にかえる」という言葉の意味を考えて欲しい。知識はあくまで情報であり、それ自体は無機質なものである。しかしその知識を実践に移し、自分の経験や判断を加えることで、初めて「知恵」となるのだ。知恵とは状況に応じて適切な行動を取るための洞察力や判断力である。自分に任せられた仕事・タスクに対して「どうすればいいですか」と投げかけるより、調べた情報に対して自分の経験と判断を加え「自分はこうしたい」と言えるよう知恵
を絞って欲しい。私は10月から新しい業務に就く。日々の業務・プロジェクトの中で、自分が持っている知識を活用し実践の中で知恵を育てていこうと思う。

E・M執行役員(♀)

イソップ童話「3人のレンガ職人」に、ある旅人が「何をしているのか」と尋ねる場面がある。一人目の職人は「朝から晩まで毎日レンガを積んでいる。足腰が痛くて大変だ」と答え、二人目は「大きな壁を作っている。家族を養うためには当然だ」と答えた。三人目の職人は「歴史に残る偉大な大聖堂を作っている。完成したら多くの人が喜ぶだろう」と答えた。10年後、一人目は相変わらず文句を言いながらレンガを積んでおり、二人目は賃金は上がったが危険な屋根の上で作業していた。三人目は現場監督として人材育成に携わっていた。自分自身を振り返ってみると、私は仕事は遣り甲斐を持ち、それに伴ったお給料を頂いていることで毎日有意義に過ごしていると思っていたが、それだけで良いのだろうか。もしかしたら10年後、今よりもっとキツイ仕事をさせられているかも知れない。三人目の職人のように、その先を見据えることが必要になってくるのだ。今の仕事が将来どうなっていくのか、単にお金を稼ぐためではなく、その先のビジョン、夢や理想を持つことが重要だと感じた。そしてその夢を回りの人たちと共有し、それに向かって一緒に行動して行ければ高いモチベーションを保ちつつ自分の理想に近付けるのではないだろうか。今は上から言われたから、その言われた通りに働いているだけ、と言う人も多いかも知れない。もう一歩踏み出して、自分の理想や夢を仕事にプラスしてみるともっと違った働き方が出来るのではないだろうか。

A・A事業部長(♀)

私は『宇宙兄弟』というマンガが非常に好きだ。物語は、弟が先に宇宙飛行士となり、それを追いかける兄が宇宙を目指すところから始まる。兄は要領が良いタイプではなく、ツイていないと感じることも多い。しかし彼は、自分の意見を率直に伝える力を持ち、周囲の人々と良好な関係を築きながら、一歩ずつ宇宙への道を進んでいく。彼の言葉の中に「本気の失敗には価値がある」というものがある。例えば、私たちが新しいプロジェクトやシステムを開発する際、あるいは新規顧客との仕事に取り組む際、予期しなかった問題が発生することがある。私自身、過去に大きな失敗を経験し、深く落ち込んだことがある。しかし、失敗を通じて「この方法ではうまくいかない」ということを学び、次にどのように進むべきかを真剣に考える機会を得た。失敗せずに進むことが理想かもしれないが、本気で取り組んだ失敗には大きな価値がある。この教訓を胸に、一度の失敗で諦めることなく、学んだことを活かして前進し続けたい。

J・Sさん(♂)

ある激安スーパーマーケットを特集したテレビ番組では、物価高の中でなぜそのスーパーが安さを維持できるのかを取り上げていた。コスト削減がその理由で、例えば、支払いは現金のみで他の支払い方法を導入しない、店内の装飾や広告を控える、地方に広い敷地を確保し商品の売り場面積を広げて品出しを朝1回だけにするなどの努力が紹介されていた。番組の中で、朝に品出しを終えたパートさんがすぐに退勤するシーンを見て危機感を覚えた。人手が足りているため、働きたくても働けない状況になるというのだ。これは、我々の業界でも起こり得ることだ。最近「ノーコード」や「ローコード」を謳うシステムが広まり、誰でもプログラムを作成できたり、プログラムから設計書を自動生成できたりするようになってきている。そうなれば、プログラマやSEの必要性が薄れてしまうかもしれない。また、最近のAI技術の進展も注目すべきだ。例えば、ChatGPTなどのAIツールの利用が広がっており、今後販売されるPCにはディープラーニング処理が可能な「NPU」というチップが組み込まれている。つまり、これから購入するPCにはAI機能が標準搭載されるということだ。この状況下で重要なのは、ただAIを利用するだけでなく、利用して何を生み出すかという点だ。「技術の前に人ありき」とは言うが、「人ありき」は当たり前であり、この業界では常に勉強が求められる。さらに先を見据え、今後のIT業界を生き抜くために、自分の技術力を少しでも高めていきたい。

H・Kさん(♂)

労働生産性は、労働力の効率性を測る指標であり、労働者1人が1時間あたりにどれだけの成果を生み出せるかを示すものである。2023年の統計では、日本の労働生産性はOECD加盟国38カ国中30位であり、G7諸国の中では最下位であった。1位のアイルランドとは約3倍の差があり、1980年代には同水準であったことを考えると、約40年間で大きく後れを取ったことになる。この差の主な原因は、長時間労働、デジタル化の遅れ、DXの遅延、企業誘致の失敗などが挙げられる。これらは、人財やシステムへの投資が十分でなかったことに起因している。一方で、企業が労働生産性を向上させるためには、上記原因の改善が重要であろう。個人レベルで労働生産性を高めるには、時間とタスクの管理が重要になってくる。例えば、この3分間スピーチを40人が聞いていると仮定すると、3分×40人=120分が費やされ、20日間では合計40時間となる。このように、私たちが費やす3分間は、組織全体で多くの工数に相当する。したがって、いかに効率的に3分間で要点を伝えるかを見直すと良いのではないだろうか。タスク管理についても、既存のツールを活用しつつ、属人化を防ぎ、チームでタスクを共有する施策を考えることが求められる。日本全体の労働生産性がすぐに改善されなくても、まずはTWS内での生産性向上を図ることが私たちの使命ではないだろうか。

H・T部長(♂)

TWSは2023年6月から2028年5月までの4年間にわたり、2つの行動計画を掲げて取り組んでいる。1つ目の目標は「次世代育成支援対策推進法に基づく行動計画」だ。次世代の人財を育成し、働きやすい環境の整備を図ることを目的としている。具体的な目標として、男性の育児休業取得率60%以上、女性の取得率90%以上を目指し、ノー残業デーの継続推進や家族参加型イベントの実施など、職場環境の整備を進め、家族と過ごす時間を増やす。この計画は、次世代を担う子供たちの子育てを支援することを目的としている。2つ目の目標は「女性活躍推進法に基づく行動計画」である。女性の雇用促進および女性が活躍できる職場環境の整備を目的としており、具体的には、全業種での平均勤続年数である9.1年に男女ともに近づけることを目標として掲げている。現在、当社の平均勤続年数は男女ともに7年強であるため、平均で2年間延ばすためには、計画期間中に退職者を抑えなければならない。これらの行動計画は単に掲げるだけでなく、労働局に届出し、その履行状況を報告することで、女性活躍や子育て支援に積極的に取り組んでいる企業として国から「くるみん」や「えるぼし」といった認定を受けることができる。この計画は、会社が未来永劫にわたって存続するためにも重要であり、全社員がこれを共有し、目標達成に向けて各自ができることを行い、認定取得を目指していきたい。

A・Kさん(♀)

土の時代」が終わり、これから「風の時代」が訪れる。占星術が好きな人にはお馴染みの言葉だろう。「土の時代」は安定志向やルール重視の物質的な時代で、約220年続いた。星座で言うとやぎ座に該当する。それに対して「風の時代」は、自由な発想や情報の共有、コミュニケーションが重視される時代で、みずがめ座に対応する。2020年から徐々に移行し、2024年11月20日から本格的に「風の時代」始まり、約200年続くとされている。昨日、9月3日はおとめ座の新月だった。この新月から11月20日までが、「風の時代」に対する最後の準備期間といえる。どのように準備すべきか。まず、自分の使命に従い生きることが大切だ。自分の才能やスキルを磨き、他者に貢献する生き方を目指すと良いそうだ。まだ自分の才能が明確でないなら、好きなことを一つでも磨いて、将来活躍できるよう準備すると良い。次に、あらゆる場所の整理整頓を進めよう。部屋だけでなく、机やカバン、パソコン、スマホ、書類などを徹底的に整理することが勧められる。食生活の見直しも有効だ。日常のモヤモヤを解消することで、世の中の変化にうまく適応できるだろう。占星術を活用し、良い流れに乗るためのヒントを見つけることができるかもしれない。

M・Nさん(♀)

先日、ネットで購入した商品が届いた。その商品はかなりの重量があるため、玄関先で受け取れることを期待してスーパーではなくネットで定期的に購入しているものだ。前回、不在のために受け取れず、宅配ボックスに入れられてしまったことがある。短い距離とはいえ、重い荷物を玄関先まで運ぶのは骨が折れるものだ。今回はそうならないよう、発送連絡を受け取った直後に対面で受け取れるよう指定したのだが、当日は終日在宅していたにもかかわらず、気づいたら不在通知が届いており、商品はまたしても宅配ボックスに配達されてしまった。この状況が続くようであれば、ネットで購入するメリットがなくなってしまうため、購入方法を変えようかと検討している。「希望の商品が購入でき、届けてもらえる」ことは、最低限必要なサービスであり、開発業務における「機能要件」と言えるだろう。一方で「対面で受け取れる」ことは絶対条件ではないので「非機能要件」や「付加価値」に該当すると思う。しかし、この「非機能要件」が満たされないと、顧客満足度に明らかな影響が出る。場合によっては他社に乗り換えられる可能性もある。とはいえ、無制限に許容するわけにはいかないため、機能要件と併せて「受注範囲」を明確にすべきであると改めて考えさせられた。

迎社長(♂)

先週は、ノロノロ台風10号に振り回されたeRIMSの出張だった。予定では、宮崎県から福岡に飛び、福岡から徳島、徳島から羽田に戻る予定だった。しかし、宮崎には到着したものの、宮崎→福岡便が欠航し、急遽レンタカーで移動することに。辛うじて福岡に到着したが、四国への移動は叶わなかった。博多からの飛行機、新幹線が運休し、最後には在来線も全て止まった。駅ビルや街の飲食店はシャッターを下ろし、最終的にはホテル近隣のコンビニまでが臨時休業となった。そもそも天気予報では、台風は既に通り過ぎているはずだった。当初の進路から大幅にずれ、これほどまでに天気予報が発達した時代でありながら、予測が外れるとは。。九州では毎日、台風関連のニュースばかりが流れていた。海水温の上昇によって発達した台風や、台風とは離れた地域(愛知や静岡)での豪雨、線状降水帯の発生など、今と昔は明らかに違う。誰もが地球温暖化と異常気象を実感しているだろう。『100年に一度』『観測史上初』という言葉も、今や誰も驚かなくなっている。SDGsとして2030年までに取り組むべき課題とされているが、地球は想像以上に危機的な状況にあるのではないだろうか。企業は環境問題に取り組むべきと言われるが、利益も出さなければならない。しかし単に取り組む姿勢を見せるだけでは十分ではない。そんな危機感を感じた出張であった。