来年度、娘が小学校に入学し、新1年生となる。その入学に向けての準備である就学時検診をうけた際に、弊社のブラシス制度のような取り組みが行われていた。保護者は子供と離れて待機し、子供はグループごとに教室を移動して検診を受けるといったスタイルだったのだが、6年生の子供たちがグループごとに複数人で担当を持ち、教室まで案内をしてくれた。教室に向かっていく娘の後ろ姿を見て、不安になって泣いて戻ってきてしまうのではないかと心配だったが、そんなことはなかった。後で合流した際には、娘は笑顔で話を聞いており非常に驚いた。一方、案内役をしてくれていた6年生たちは、教室移動の前には「トイレに行きたくなったら声かけてね」と列の全員に聞こえるように声を掛ける等、細やかな気遣いをしてくれており、その様子が頼もしく他の保護者の方と感心し通しだった。半日慣れない環境で過ごした娘だったが、このような取り組みのお陰で問題なく検診を終えることができた。新しい環境に萎縮してしまわないか不安に思っていたが、本人は「また学校に行きたい」と言っており、知らないうちに成長していたと嬉しく思った。5年後は娘が上級生の立場となる。今はまだ全く想像ができないが、成長し続ける娘に置いていかれないよう、親である私も、私なりに成長していかなければと考えさせられる機会であった。