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3分間スピーチ

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T・Fさん(♂)

私の趣味はサッカー観戦である。サッカー観戦が趣味になったきっかけは、高校時代縁で、偶然プロの試合を見に行ったことであり、その1試合で虜になった。サッカー観戦をする醍醐味は、日本各地にチームがあるためチームがある都道府県に行けることやサッカー観戦だけでなく、旅行もできるというところだ。その地域それぞれに様々な文化や価値観がある為、新鮮であり、かつ勉強になることも多い。いずれは日本全国に行くことを目標にしている。サッカー観戦を通して学んだことは、1つの目標に対して関わる人間が同じ方向に向かうことで大きなエネルギーになることである。大きな声援は少なからず選手の力になっているだろうし、勝ちたいという想いが一つになった時に更なる大きな力を産むのが体感できる。また、一生懸命なプレーが時には相手への妨害になってしまうこともあるが、勝っても負けても相手を思いやり、称え合う姿に胸を打たれる。私も今はチームで仕事を行っているが、メンバと一緒に行動するときは、常に同じ方向を向いているかどうかを確認し、意思疎通を取ることを心掛け、チームに貢献していきたい。

R・Tさん(♂)

私は最近、新型コロナウイルスに感染した。初めて親元を離れて、この春から新社会人として寮で暮らし始めたのだが、体調を崩したのが初めてだった為、一人で治さなければならず、不安や心配があった。しかし、その時に寮に住んでいる同期が食料や水を分けてくれたり、必要なものの買い足しに行ってくれたりしてくれ、申し訳ない気持ちでいっぱいだった私に「困ったときはお互い様」という言葉は頼もしく聞こえた。また、寮の先輩は食事を何度も作ってくれ、高熱で食事の用意をするのがしんどかった為、とてもありがたかった。辛い時や苦しい時に受ける恩は普段以上に大きく感じるもので、今後他の方が困ったときは最大限のサポートをしたいと考えるようになった。例えば仕事では、業務で困っている人がいた時、早く帰りたいという気持ちを堪えてその人を助けたとする。その人は平常時以上の感謝の心を持ち、恩を返そうと努力するようになり、やがて受けた恩以上のものを返す。更に受けた恩以上の恩を返そうとする。そうすることで、お互いの恩が増え、更には広がりも出るという好循環が生まれるのではないだろうか。情けは人の為ならずという言葉があるように、人にかけた恩はいつか大きな形となって自分に返ってくる。今後は人助けを積極的に行っていきたい。至極当たり前のことではあるが、その当たり前の大切さを再確認した出来事であった。

R・Uさん(♂)

学生時代、経営学科に所属していた私は、ある日「新しい文房具を考え、それを世に売り出すためのプレゼンをする」という体験型講義を受講した。この講義で重要視されていたのは“発想力“。教授は自信満々に「平等なチーム分けをします。」と説明していたが、私は”発想力”という可視化しにくいものを平均化することはできないのではないかと、とても不安に思っていた。しかし、その教授は「ボーっとする時間を設けているか」「興味のない分野にも積極的に飛び込んでいるか」等からなる10の質問で点数をつけてチーム分けを行い、実際見事に講義を成功させていた。「アイデア」という私にとってはふわふわとして掴みどころがないと感じる概念に対して、この教授はしっかりとした理解をもって向き合っているのだと分かり、私にとってこの出来事はとても衝撃的であった。社会人になり、TWSに入社した私は、3分間スピーチも同じ見方ができると感じた。以前のスピーチから、会話を埋めるための繋ぎ表現である“フィラー”というものは意識すらしていなかったし「なるようになる」という言葉にポジティブな意味は持ち合わせていなかった。人はそれぞれ違った体験をしていて、それを基にモノを見る独自の目線が養われていく。この3分間は話者と同じ人生を歩んでいないのにその一端に触れることが出来る、有意義な時間なのではないだろうか。

Y・Nさん(♂)

「ノブレス・オブリージュ」という言葉は、もともと19世紀フランスで、市民より貴族、貴族より王族はより多くお金や権力を有しているため、その分より多くの税や義務を負わなければならないという社会的責任に関する考え方だ。私は「財力」の部分を「才能」と解釈して自分の生き方に反映している。遺伝学から才能とは、生まれ持った素質、努力、維持の3つと定義されている。この定義理由には、ミシガン州立大学とテキサス大学の合同研究で、努力する能力、それを維持できる能力を有する遺伝子が見つかったことからである。確かに、例え教育の機会が平等であったとしても皆が同じ成績にならないことから、この説は有力だと感じた。もっとわかりやすく言うと、私の友人の一人は感情の出力や意思疎通で難しいところがある人で、興味ある分野以外に集中できないという特性を持っている。そういった人に自分と同じレベルで努力することを求めることはできない。ユニークな人たちや弱者を見捨てる考え方をよく見聞きするが、それを救う社会の方が大事であり、結果的にメリットもある。一つは、議論の発生だ。自分と違う考えの人がいればいるほど議論が発生し、面白い社会になるのではないだろうか。二つ目として問題の解決だ。たった今、自分とは全く関係ないと思われる場所で発生している問題だとしても、それを解決しておくことで以後、そこから派生し自分に降りかかるだろう事象を排除することが出来るかも知れない。最後に、助けることで人は幸福を感じる。助ける助けられるという関係性は、どちらも幸せであると考える。皆も自分だけでなく、周りの人を愛してほしいと強く願う。

G・Kさん(♂)

社会人になって初めての夏休み、遠方に暮らす高校時代の友人と久しぶりに会うことになった。直近報告をし合う中で、その友人はアウトドアの会社に勤めていることを知った。しかも、その会社の社長とは面識があり、大学でカヌーの課外授業があり、そのインストラクターとして授業を受けたことがあったのだ。授業最終日にはその社長からの講和もあり、そこで「人生において大切なこと」として教えられたことを今でも覚えている。その1つが行動力。2つ目が学習力。3つ目が決断力で、最も肝心なことは「継続力」であるという内容であった。その話を友人にしたところ、社内でもよく聞く話であるとのことで、本当に大切な事なのだと改めて思った。その別の日には、何となく見ていた映画の最後に「成功も失敗も終わりではない。肝心なのは続ける勇気だ」主人公の名言が流れていた。ちょうど「継続力」の話をしていた直後だった為、映画の内容よりそちらの言葉の方が気になってしまった。私自身、大学時代から続けている筋トレが今では自分の代名詞のように言われることが嬉しくもあり、自分の自信にも繋がっている。継続することは並大抵の事ではないが、是非、何か一つ、小さなことでも良いので人に自慢できるくらい続けてみて欲しい。

A・Mさん(♂)

私が4月に入社してから現在に至るまでに感じた重要なこと。それは、情報を自分の意図通りに伝えることの困難さである。毎日のように自分の意図しない伝わり方だったり、そもそもうまく伝わっていないと感じている。最初に実感したのは、新卒研修など新卒のみで作業を行うときだ。説明を受けた時点で自分の認識と他の人の認識に齟齬が生じており、一人ひとりの認識にもわずかにズレが生じていたことがある。結果として作業のやり直しとなった。また他にも各自の情報が同一ではなく共有が不十分であったために作業にばらつきが生じてしまうことがあった。この経験を通して、説明の時点では不明点を作らないよう時間を掛けてでも細かく確認をし、複数人で作業を行う際はルールを確実にしておくことを意識している。また、現在の業務において質問や説明をする機会が多く増えたが、私は内容を整理する前に話し出す癖があり、話しているうちに本質から逸れてしまうことがある。相手に伝わるように具体的かつ端的にまとめて話す難しさを感じており、質問する際は意識して具体性をもって言語化するように気を付けている。この言語化は、コードを読むときや書くときにも必要な能力だと思っており、コードを触る際もまずやりたいことを日本語で言語化してからどう対応するか考えていくという流れを大事にしている。今後も意識して自分の中で内容を整理し言語化することで、要点のまとまった的確な意見を持てるよう努めていきたい。

R・Kさん(♂)

私は臨機応変や柔軟な対応が苦手だ。その苦手を克服するため、いくつか実践したいと思っていることがある。一つ目は、計画の変更に対して許容すること。日々行っている業務やルーチンなどは少なからず日常の中で定型化してしまっている部分があると思う。それを、今日はいつもと違ってこういう進め方をしてみようと意図的に計画を変更する事で柔軟性を養う事ができ、予期せぬ事態が起きた際の対応にも役立つそうだ。二つ目は、ストレス管理だ。自分がこうだと思っていたことを外的要因で変更されるのはストレスやプレッシャーが意外と強くかかり、本来のパフォーマンスを発揮できなくなってしまう。そのような場面でストレスをきちんと管理出来ると良い。ここで大事なこととして、深呼吸など、何か自分なりのリラックス方法を見つけることで柔軟性を損なわずに普段の自分を出せるようになる。三つ目は、新しい経験を積むことだ。これは普段行っている作業や行動だけでなく、常に新しい環境や状況に身を置き、挑戦していく事で、様々な経験則を養うことができる。それが柔軟性を高めるには有効だそうだ。四つ目は、異なる視点を取り入れること。特定の問題に対して、さまざまな角度から物事を見ると、相手の意見を尊重する事により自分の視野が広まったり、新たなアプローチを見つけることができるようになるだろう。少しずつで良いので実践し、苦手を克服していきたい。

J・Hさん(♂)

私は大学生の時から、通学や遊びに行く時などに原付を多用している。原付のタイヤは約1か月に1度ぐらいのペースで空気圧を調整しなければならないのだが、私の面倒くさがりな性格も相まって、半年に1度のペースでしか空気圧の調整をしていなかった。ガソリンを入れるついでに空気圧も見ればよかったのだが、そのひと手間を面倒だと思い放置していた結果、つい先日、前後のタイヤがパンクしてしまい、修理に12,000円程かかる羽目になってしまった。通常原付のタイヤは10,000km~20,000kmの距離を走ると限界だと言われているのだが、私の原付は7,000kmほどで前後のタイヤがパンクしてしまい、少なくとも3,000kmの損をしたことになる。最近、X(Twitter)で1日14時間クーラーを付けた時の値段と熱中症で倒れた時の治療費を比較したtweetを見た。クーラーを付けた場合の値段は1日300円程度、1か月で1万円程度だが、熱中症で入院すると7万円程度かかってしまうそうだ。このtweetを見て、今回の原付のパンクと同じで、少しの手間や少しのお金をかけなかった結果、そのツケが、大きなパンチとして自分に返ってくるのだと痛感した。私は熱中症にならないように、また、原付のタイヤをもっともたせる為にも、面倒くさがらず、時間やお金をケチらずにいこうと決心した。

F・Kリーダー(♀)

最近「推し活」という言葉をよく耳にする。この場合の「推し」とは、特に好きなアイドルや俳優、スポーツ選手など人に薦めたい(推したい)人物のことを言い、今では人物だけでなく広義でアニメやゲームのキャラクターだったり、更には鉄道や動物等人物以外にも使われ、何でも自分の「推し」にすることができる。そして「推し活」とは、その「推し」の活動や情報を追っていくことを言う。私には今のところ「推し」というものはないが、周りの友人は推し活をしている人が多い。そんな友人を見ているとちょっと羨ましく思えることがある。友人が推しについて話す姿はすごく楽しそうで、推し活という毎日の楽しみができて、活き活きした生活を送っているように見える。そして、そのエネルギーはきっと仕事に対するモチベーションにもつながっているのだと思う、実際友人も相当な活力になっていると言っていた。私も良いなぁと思い、早速推しを見つけようと思ったのだが、当然だがそう簡単には見つからなかった。推しがいなければ楽しめないのか?そうではなく、楽しいと思うことや趣味を満喫したり、友達と遊んだり、実家に帰って家族と話したり、そういった楽しみを大事にすることが私にとっての活力になることに改めて気付いた。単に仕事を頑張るだけでなく、打ち込める趣味など日々の楽しみがあるとプライベートも充実し、その分仕事に対するモチベーションにも繋がるのではないだろうか。

K・Kさん(♂)

今週の金曜日からお盆休暇が始まる。皆はどのように休暇を過ごすだろうか。一定数の人が帰省すると思われる。私は実家が都内かつ月末に旅行をする為、帰省をしないつもりであった。しかし友人の祖父が亡くなったという話を聞き、考えを改めた。友人の祖父母の家は遠方にあり、いつでも行くことは出来なかったのだが、もっと会いに行けばよかったと後悔していた。私は逆に近くにいる為、いつでも会いに行けるという安心感から、足が遠のいていた。人の寿命は延びてきているとは言え、たかだか100年程だ。会える回数なんてものは限られている。自分の時間も大切だが、出来るだけ帰省もしようと思うに至った。これは何も祖父母に限った話ではない。友人や推しとだってそうである。「もっと会っていたら」「もっと遊んでいたら」「もっとライブに行っていれば」いざそうなった時にはどうせ後悔する。ならばその時に楽しかった出来事をいくつも思い出せるように過ごしたい。会える時に会う、推しは推せるときに推せ、をモットーに生きていこうと思う。