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3分間スピーチ

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H・Nさん(♂)

老子の「足るを知る者は富み、強(つと)めて行う者は志有り」という格言をご存じだろうか。この言葉は、満足を知る人こそ本当に豊かであり、努力を続ける人はそれ自体で志(目的)を成し遂げているという意味だと言われている。私は一般的には定年だと言われる年を迎え、この言葉に従来にはなかった共感を覚えるようになった。人類は生活の豊かさを追求し、発展を究極の目的とし続けてきた。しかし、発展の意味を深く考えると、物質的な豊かさの追求が必ずしも幸福につながるわけではないことに気づかされる。物質的な効率や利便性だけでは虚無感を生む場合もあり、人間らしい不調和や文化、習慣の中にこそ真の豊かさがあるのではないだろうか。AIやロボットの進化により、便利さが増す一方で、その使い方を誤れば深刻な問題を引き起こしかねない。こうした状況だからこそ、老子の言葉が一層心に響く。自分の環境に満足を見いだしつつ、日々の努力を大切にし、地道に目的に向かってコツコツ生きていきたいものだ。

Y・M顧問(♂)

この時代、AI技術は驚異的なスピードで発展している。AIの活用により新たな可能性が広がる一方で、人間の業務が置き換えられる場面も増えてきた。また、利便性が向上する反面、AIを悪用した犯罪や偽情報の拡散といった課題も浮き彫りになっている。現在、質問に答えるAIや教育分野で活用されるAI、さらにはAIを搭載したロボットなど、さまざまな用途に特化したAIが登場している。しかし、この技術の発展が常に良い方向に使われるとは限らず、軍事利用の可能性など、新たなリスクも懸念される。今後、AIをより良く活用していくためには、技術の進化に倫理的な視点を取り入れることが必要だ。そして、人間への配慮として「愛」のある「AI」が求められる時代になるだろう。

R・Mさん(♀)

最近、InstagramやTwitterで便利さを感じる一方、他人と自分を比較して劣等感を抱くことがある。その結果、自分を否定し「もっとこうしなければ」と思い詰めてしまうことがある。このような感情は何だろうと調べてみると、これは「自動思考」と呼ばれ、幼少期の経験や環境から無意識に形成され、感情や行動に影響を与えるものだと分かった。私もこの思考のせいで自己肯定感が低下し、周囲に悪影響を与えてしまった経験がある。改善したいと思い、あるクリエイターさんが「頑張ったことをノートに書き出す」という方法を提唱していた。つい自分に厳しくなってしまい、頑張ったことを頑張ったこととしてカウントしない方も多くいると思うが、ゴミを出した、郵便局に行ったといった些細なことでも書く。質より量で書き出すことで自分を肯定する気持ちが芽生えるという。人は自己肯定感が低いと挑戦や積極性が欠けてしまうと言われているが、この方法は効果的だと感じた。普段から続けるのは難しいが、自己肯定感が低下したときに実践することで、自信を取り戻し、前向きな環境を作る助けになると考えている。

I・Mさん(♀)

私は目上の人やお客様と接するアルバイト経験が一度もなかった。そのため、入社してからしばらく「承知いたしました」という簡単な一言さえ言えなかった。しかし、私にとってはそれが当たり前だったのだ。入社後「承知いたしました」や「かしこまりました」という言葉が当たり前のように飛び交う環境になり、そこで初めて自分がその一言を言えないことに気がついた。意識して「言えるようになろう」と努めてもすぐに身につくものではなく、それを当たり前にするまでには2~3ヶ月ほどかかった。未だに一般常識には自信がない。会議に参加しても話の結論がどこにあるのかを判断することが難しく、上司から質問を受けても「はい」や「いいえ」の判断をする際に、自分の中でよく考えてからでないと答えることができない。そんな自分がもうすぐ社会人2年目になる。どんな人になりたいのか、どんな人であるべきか。そのためには何を「当たり前」にすれば良いのか、そして逆に自分の「当たり前」を他人の「当たり前」と決めつけないためには何を意識すれば良いのか。これらの問いに向き合いながら、自分が誇れる社会人になるためにこれからも努力を続けていく。社会人初心者としての気持ちを忘れず、考え、学び、成長していくつもりだ。

M・Nさん(♀)

先日「冤罪」をテーマにした映画を観た。無実の人が犯罪者として報道され、全国で指名手配されてしまう物語だった。その原因は、目撃者の思い込みと、警官がその情報を鵜呑みにして固定観念に囚われてしまったことにあった。この映画を通じて、自分が「知っている」と思い込んでいることと事実が異なる場合が、日常生活にも多いのではないかと考えさせられた。例えば、初対面の相手が不快な態度を取ったとき、すぐに「嫌な人だ」と決めつけるのではなく、その背景や状況を考えることで違った見方ができるかもしれない。体調が優れなかったり、
警戒心が強かったり、文化や価値観が違う等、様々な原因も考えられる。逆に、自分自身も相手に誤解を与えないよう、主観に偏らず客観的にその場を捉えることが大切だと感じた。今後は、思い込みや先入観によって事実を誤認しないよう意識し、様々な視点から物事を考える姿勢を心掛けていきたい。このような態度が、より柔軟で広い視野を持つきっかけになると信じている。

Y・Yさん(♀)

私は毎日バスで通勤している。朝の時間帯は混雑しており、座れることは少ない。ある日、50代くらいの方が20代後半ほどの女性に席を譲る場面を目にした。その光景を見て、なぜ席を譲ったのだろうと不思議に思ったが、女性のカバンに「赤ちゃんがいます」と書かれたキーホルダーが付いているのを見つけて理由がわかった。同時に、自分がそのことに気づけなかったことを恥ずかしく思った。ふとバス内を見回すと、イヤホンをつけてスマホに集中している人が多く、他の乗客に興味を持っている様子はあまり見られなかった。自分の世界に閉じこもっていると、周囲の状況にはなかなか気づけないものだ。しかし、少し視野を広げて行動するだけで、誰かの心を救うことができると感じた。これは仕事にも通じることである。自分のことで精一杯になるあまり、周囲の状況を見失ってしまうことがあるが、少し余裕を持ち、周囲がどのような状況にあるのかを把握することが重要だ。以前、先輩のちょっとした行動に助けられた経験がある。それが意識的なものか無意識のものかはわからないが、そうした行動ができる人は周囲に良い印象を与える。バスで席を譲った方や私の先輩のように、周りをよく見て行動できる人になりたい。私も意識を高め、日々の生活や仕事の中でそれを実践していきたい。

K・Yさん(♀)

「認知特性」という言葉をご存じだろうか。これは、人間が記憶する際に、頭の中で情報を理解・整理・記憶する方法を指すものであり、いわゆる暗記術とは異なる。認知特性には大きく3つのタイプがあり、何かを思い出す際に写真のように浮かぶ人は「視覚優位」、文字がそのまま浮かぶ人は「言語優位」、音や声が浮かぶ人は「聴覚優位」と分類される。私自身、最近まで記憶力に悩んでいた。きっかけは学生時代、台本を覚えて発表する機会だった。さまざまな暗記法を試したものの、全く覚えられず、友人から「内容は合っているけれど、台本とは異なっている」と言われたことが長く記憶力への自信を失う原因となった。つい先日、別の友人から「記憶力に自信がない」と相談を受けた。彼女は、一度聞いた曲をすぐに覚えて歌えるという特技があるため、私は記憶力が良いと思っていた。ところが、映画の登場人物の見分けがつかず、声を聞かないと理解できないという。そこで疑問を抱き調べた結果「認知特性」に辿り着いた。簡単な診断を試してみたところ、私は「視覚優位」の「カメラアイ」というタイプで、写真のように記憶する特性を持っていた。一方、友人は「聴覚優位」の「サウンド」というタイプで、音や声の抑揚で記憶する特性があることが分かった。私の特性では、文章の横に小さなイラストを描き、情報を写真として記憶することで、内容の理解が劇的に向上するとのアドバイスを得た。実際に試してみると、記憶力が飛躍的に向上した。もし記憶力に悩んでいる人がいれば、自分の認知特性を調べ、それに合った方法を試してみてほしい。自分に適した記憶方法を見つけることで、思わぬ成果を得られるかもしれない。

H・Kさん(♂)

先日、大手通信企業から一通の封筒が届いた。中には中間業務報告書が同封されており、業務報告や配当金のお知らせが記載されていた。この封筒が届いた理由は、私がその企業の株主だからだ。配当金は数千円程度であったが、金額以上に「配当金を受け取る」という経験が非常に嬉しく感じられた。なぜなら、私がしたことといえば、過去にスマホで株を購入しただけだからだ。この配当金は、株を保有している限り、年に2回受け取れる。もちろん、株価変動のリスクもあるため「売らずに持ち続ける」という決断は必要だが、それだけで憧れの不労所得が実現する。現在は年に数千円程度だが、これが10倍、20倍となれば、人生の自由度が格段に上がると感じる。年末が近づき、ボーナスを使って何かを購入するのも良い選択だが、新NISA枠が余っているなら、それを活用して株式や投資信託を購入し、将来の自由度を高める方向に資金を投じるのも一つの手ではないだろうか。配当金や資産運用を始めることで「お金に働いてもらう」という新たな視点を持つことができる。これが積み重なれば、生活そのものをより豊かにする可能性が広がるだろう。

F・Kさん(♀)

私たちの生活は、日々膨大な情報に囲まれている。その中で、どのような情報を得るか、そしてそれをどれだけ正確に理解できるかが、私たちの判断や行動に大きな影響を与える。たとえば、天気予報を参考に外出の準備を整えたり、仕事で進捗状況を把握して次のアクションを決めるなど、情報は日常生活や業務において欠かせない役割を果たしている。情報が的確であれば、より良い選択をし、効率的に行動することが可能だ。しかし、情報が不十分だったり誤っていたりすると、誤った判断を下したり、余計な時間やエネルギーを費やすことになる場合もある。さらに、不完全な情報に基づく行動は、問題を悪化させるリスクも伴う。こうした失敗が「次は気をつけよう」という教訓となることもあるが、そもそも正確な情報が得られるに越したことはない。だからこそ、情報を適切に収集し、正確に伝えることの重要性は極めて高い。現在、私はデザインを通じて情報を提供する仕事に携わっている。この仕事では、情報を受け取る相手が正しく理解し、実際に役立てられるようにすることが求められる。情報が正確に伝わらなければ、それは相手にとって意味を持たなくなってしまう。だからこそ、情報の質を保ち、分かりやすく伝える方法を追求することが重要だと日々感じている。今後も、多くの人々にとって有益な情報を提供できるよう、情報の質と伝え方をさらに向上させる努力を続けていきたい。正確でわかりやすい情報を届けることが、相手にとって価値ある成果につながると信じている。

K・Iさん(♀)

今月、私が子供の頃から通っているダンススクールの発表会が開催される。今年で15回目の出演となるが、毎年感じる発表会前の高揚感は今も変わらない。近年は出演者としてだけでなく、運営スタッフとしても発表会に携わるようになった。主な仕事は出演者である子供たちのお世話をすることであり、その多くは幼稚園生から中学生だ。特に年少の子供たちは、気づかないうちにいなくなってしまう等、想定外の出来事が多く、思い通りに進まないことも少なくない。普段接する機会が少ない年齢層の子供たちとの関わりに戸惑いを感じることもあるが、それでも続けられる理由は、出演者の子たちの、発表会を控えた高揚感や、発表を終えたときの達成感を身近に感じられるからだ。どの年齢の出演者も共通して抱くこの感情を目の当たりにすると、一年に一度の発表会に向けて練習してきた努力の跡が見え、そんな特別な日に携われることにスタッフとしてのやりがいを感じる。また、子供たちが私の顔や名前を覚えてくれ、話しかけてくれるのはとても嬉しい瞬間だ。今回は社会人になって初めて運営スタッフとしての参加であり、普段の業務であるPC作業とは異なる経験や学びを得られる貴重な機会だと感じている。この経験を自身の成長や仕事に生かせるよう、積極的に取り組んでいきたい。