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3分間スピーチ

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K・Uさん(♂)

モチベーションが低下したときの対処として、普段から考えていることがある。まずは自分の仕事が誰のためになっているのかを考えることだ。この考え方は、私たちが日常的に忘れがちな大切な視点だと思っている。例えば、今年の1月に発生したJALの飛行機事故のニュースを思い出すと、着陸時に海上保安機との接触により機内で火災が発生したが、緊急時の対応により乗客乗務員379名全員が無事に脱出することができた。この背後にはさまざまな企業の技術と協力があり、普段から何故この訓練を受けているのか等もきちんと考えた上で行われていたのだろう。その結果、多くの命が救われた。自分の仕事についても同じ視点で考えてみると、お客様に提供しているサービスは、どのように役立っているか?そのサービスを通じて、ユーザの生活やビジネスにどのような影響を与えているのかを意識することで、自分の仕事に誇りを持つことができる。どんな仕事・作業でも、巡り巡って社会に貢献しているはず。自分の役割を再確認し、モチベーションを高めていければ良いのだ。

Y・Mさん(♂)

「作業」と「仕事」の違いについて、特に新卒社員や若手社員に向けて重要な点を共有したい。まず「作業」とは何か。作業とは、具体的なタスクや手続きを指す。レポートを書く、メールを送る、掃除をするなどが作業の一例である。作業は一つの目標に向かって取り組むことがあるが、それが達成されれば、その作業は完了となる。単純なタスクや繰り返されるルーチンワークが作業の中心である。では「仕事」とは何か。仕事とは、目的や目標に向かって意味のある行動や努力をすることである。仕事には、計画立案、問題解決、チームとの協力など、作業以上の要素が含まれている。仕事を通じて、自分の成長や組織の成果に貢献することが期待される。作業は日々の業務に欠かせないが、仕事はそれ以上の意味を持つ。つまり、仕事を通じて、自身の成長や組織の成功に貢献することができるのだ。新卒社員は配属が決まれば、各々業務に取り組むことになるが、作業を仕事に変え、意味のある経験と成果を生み出すことを心から願っている。

E・M執行役員(♀)

新卒の皆は今、会社から新卒研修により試験の合格をミッションとして受けている。毎日、朝から晩まで分厚い参考書を片手に本当によく頑張っていると思う。一つお願いしたいのは勉強することを止めないで欲しいということだ。今は目標が明確で、時間もたっぷりと用意されているため、皆で切磋琢磨しながら時には夜遅くまで頑張っている。しかし、研修が終わり、いざ各プロジェクトに配属されるとメインが「仕事」になる。すると、途端に勉強しなくなってしまうのだ。もちろん仕事を覚えることも勉強の一環だと言えばそうだ。しかし、そうは言っても常に勉強になるかと言われると、ある程度いくと作業として行えてしまえることも多くなりつつ作業量が増えて忙しくなることもしばしばだ。仕事が忙しいからという理由で今、勉強を怠ってしまうと、今後その機会を失ってしまうことになりかねない。会社で推奨している情報処理試験の受験は良い勉強の機会である。難しい試験だが、ゼロからVBAやLinuCの試験に挑んでいる皆なら勉強し続ける事できっと受かる事が出来るはずだ。そして、そんな皆の姿を見て、先輩社員も危機感を持って臨むという循環が生まれてくるだろう。

J・Sさん(♂)

朝礼での報告の中で「案件が取れた」との報告があるが、案件は取って終わりではなく納品から時には運用まで滞りなく進めていく必要がある。4月から新しい業務に携わることができ、できることが増えた。私には以前からやりたいことがあった。この業界に入って、20年以上経つが、Javaやクラウド関連の案件に本格的に携わったことが無い。例えば、プロジェクトに関わろうとしても、管理側からすると経験者が欲しい訳だ。私は20年以上IT業界に携わっている、言わばベテランであり、新しい業務と言うよりは今までに経験があるプロジェクトに入れられてしまう。以前に、Java案件の話があったが、難しいかもしれないと保守的になり、得意分野のプロジェクトを選んで、自らチャンスを逃してしまった事がある。経験が無い場合は、教えて伸ばすという観点だったり、色々指示をしやすいという点から、当たり前ではあるが若い人の方が好まれる。先輩社員に教わりながら覚えるか、例えばテスター等で参画する機会を作り、少しずつ触りながら覚えるか、はたまた独学でどうにか覚えたものを、実績があったことにするのも一つの手だ。先日、再度Java案件に携われるチャンスがあった。プロジェクトが始まるまでの間、独学で勉強してみたものの、なかなか覚えられず非常に苦労したが、結局プロジェクトには参画出来なかったのだが、今回、ついにチャンスが訪れ、試行錯誤しつつ、周りに助けてもらいつつ、どうにか進めている。皆も新しいことを始められるチャンスがあれば「やったことない」「できない」と逃してしまうのはとてももったいない。難しいと思われる仕事でも、できることを増やせる良い機会だと捉えて頑張れれば、会社全体の技術の底上げに繋がるのではないだろうか。

H・Kさん(♂)

会社のフロアが最近、雑然としていると感じる。訪問されたお客様の気持ちに立ってみよう。受付から扉を開けて入って来る際に、左右のキャビネット上やフロア内に不要書類・備品等が出しっぱなしになっている様子が散見される。これらはお客様を迎えるに相応しくなく、常に片付けていれば気になることもなくなり、イメージも上がる。個人のデスクも同様である。パソコンや文書類は施錠した管理を徹底し、整然と管理していれば紛失も防げ、書類もすぐに見つかる。当たり前であるがメリットしかない。デスクトップも見てみてほしい。「そのファイルはいつ使ったのか?」というような不要なファイルが画面上に表示されているといざという時に探しにくく、誤送信の元にもなってしまい、それだけでセキュリティリスクが高まる。「今そこにそれは必要ですか?」フロアも含め貸与物は会社の資産である。皆が取り組めば、職場がより過ごしやすくなるのではないだろうか。

A・A事業部長(♀)

私には社会人3年目の息子がいる。彼もITの世界に飛び込み、開発されたアプリケーションのサーバへの適用や、サーバ監視などの運用管理をしている。与えられたプログラムや関連情報を元に、それをサーバに適用できるか否か、どんな心配事があるかを検証して、結果を報告するそうだ。その際「できない」という報告をしなくてはならないケースが必ずあるが「できないこと」を報告することは「できること」を報告するのと同じウェイトで、どちらも、たくさんの人が関わる仕事では重要な要素だと考えるようになったそうだ。自分の判断では「できない」と思ったことでも、報告した結果、力量のある人が実現できる場合もあるし、不安要素を取り除くことにも役立つ。上司や同じ部の人たちが元々その考え方であり、何か問題があれば解決できるように、誰かのせいにするのではなく、良い仕組みに変えるように動いてくれる前提があるから、一見ネガティブに見える報告も臆せずできるようになったと話していた。良い職場に恵まれ、彼なりに頑張っていることが分かって嬉しかった。仕事を成功させるためには、互いに協力して報告を活かすことが大切なのだと改めて感じた。

迎社長(♂)

2024年のトラック問題について、聞いたことがある人もいるだろう。トラックドライバーの時間外労働時間の上限規制により労働時間が短くなることで輸送能力低下の可能性が懸念されている。2030年には34%も低下すると言われているという。働き方改革の一環であり、物流業界では業務効率化や改善が求められる中、IT業界の人財不足も例外ではない。今年も4月に、数ある会社の中からTWSへ17名の新卒社員が入社してくれた。それも入社して早一か月。今も研修中で、皆、頑張っているが『5月病』という言葉がある。今の若い社員は会社に対して『不満はないけど不安はある』という人が多いとテレビで見た。労働時間がきちんと守られていても、働きやすいと言われるホワイト企業でも『やりがいを感じない』と辞めてしまう若者も少なくないそうだ。新卒社員だって、経営陣の顔ぶれをみたり、会社の未来にワクワクするような希望がなければ誰もついてこない。売り手市場と言われ、CMでは臆する事無く転職出来ると謳い、誰もが気軽に転職に踏み切ってしまうことができる時代。この若い労働力が失われないように、この会社に入社して良かったと心から思える、社員がやりがいを持てる会社へと創り上げていきたい。

J・Kさん(♀)

私はクリスマスローズという花を育てている。冬~春の時期に咲く多年草で、ローズと言ってもバラ科の植物ではなくキンポウゲ科の植物だそうだ。花の少ない冬に咲く花だと聞いて育ててみることにしたのは三年前。葉が数枚しかついていない一年目の苗を購入して株を大きくすること三年目の今年、初めて花を咲かせてくれた。見本とは違った色形の花が咲いた為、驚いたがそれはそれで美しく、咲いてくれたことが嬉しく、時折眺めては癒されている。春が来て、今年も本社には大勢の新卒新入社員が入社したが、彼らは今後どのような仕事に携わっていくのか分からない状態で不安も多いと思う。一口にITと言っても仕事の内容は千差万別である。もし、配属されたプロジェクトが自分が思い描いていた内容と違っていたとしても、まずは焦らずにその知識を身に付けて欲しい。そこで得た知識や経験により、もっと素敵な花を咲かせることが出来るはずなのだから。

K・U取締役(♂)

ビジネスシーンでよく耳にする用語に“レビュー”という言葉がある。しかし、多くの人がこの言葉の意味を間違えて使っていないだろうか。この“レビュー”という言葉は、英語のスペルで見ると「Review」であり、「Re」もう一度+「view」見る、となる。すなわち“自身で振り返る”ことを意味しているのだ。従って、部下が上司に対して「レビューしてもらえますか?」という使い方は、本来の言葉の意味とは異なった使い方であると言える。ここで重要なことは“自身で振り返る”という活動である。自分の仕事や活動を適宜、レビューし(自身で振り返り)このままのやり方で良いのか?もっと成果が出る方法はないのか?を考え、改善していくことが大切なのである。例えば営業であれば、今までの活動方法で期待する成果を得られたか?今までの活動量で充分か?等を振り返る。レビューの対象は活動のみならず、会議の内容や部下への指導方法等、色々なものが考えられるだろう。日々“変化は進歩、維持は衰退”と言われる通り、昨日より今日、今日より明日と常に進歩し続けることが必要なのである。社員全員がこの“自身で振り返る”活動を習慣化し、常に最良な方法で仕事や活動を進歩させていけば、社員一人では小さな変化かもしれないが、その集合が会社の大きな変化へと繋がる。社員一人ひとりが今日から“自身で振り返る”ことを習慣化することで、TWSが今まで以上に飛躍していくことを期待したい。

M・Nさん(♀)

先日、ビル共有の休憩スペースで休憩をしていたところ、別のグループが話していた内容が気になった。そのグループの一人が、自分が興味がない、面倒な仕事を振られそうになったのを断ったという内容だった。それをさも自慢げに話しているのを聞いていた私は嘲笑したくなるような感情が芽生えた。彼は自分に自信があるのかも知れない。もしかしたら役職が上で仕事が選べる立場なのかも知れない。しかし何故、自分にその仕事が依頼されたのかを考えたのだろうか。他に頼む人がいなかったり、その人では出来なくて、困ってお願いされたのだとしたら、それを断ることのデメリットの方が大きいと思う。やったことが無い仕事で自分に出来るか分からないから躊躇するのは分からなくもないが、お金を貰って仕事をしている以上は雇っているメリットを感じてもらわなければいつ手放されても文句は言えないだろう。同じように「給料分しか働かない」という言葉を耳にする機会もある。しかし、その昔、自分の給料の三倍稼いで会社はやっと赤字でなくなると聞いたことがある。つまり最低でもそれだけ稼いでやっと「給料分」なのだ。そんな話しを思い出し、私ももっと頑張らないとと戒めると同時に、気が緩む場所での会話で面白おかしく話しただけだったのかもしれないが、誰が聞いているか分からない。TPOを弁えて、会話も気を付けていかなければならない。