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3分間スピーチ

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K・Tさん(♂)

最近、久しぶりに手紙を書く機会があった。普段のコミュニケーションは、パソコンやスマホでのタイピングが中心である。仕事でもプライベートでも、文字を「打つ」ことはあっても、「書く」ことはほとんどないのが実情である。いざペンを握ってみると、思った以上に大変であった。子供の頃は当たり前のようにノートを書き、手紙を書き、何も苦労を感じなかった。しかし今になり「書く」という行為そのものが、すっかり生活から消えていたことに気付いた。もちろん、電子媒体でもメッセージを送ることはできる。むしろ、早く正確に、そして便利に伝えることができる。しかし、手紙には電子媒体にはない伝わり方がある。文字の形、筆圧、行の揃い方、少し曲がったところ。その人がどんな気持ちで書いたのか、どれだけ丁寧に向き合ったのか。そういった「痕跡」が、紙にはそのまま残るのである。私も久しぶりに書いてみたところ、手が震えてしまったり、線が曲がったりして、上手に書くことができなかった。そのため、少し練習をしてから手紙を書いた。今回、手紙を書いたことで「書く」という行為は単なる情報伝達ではなく「相手のために時間を使う」という、一つの気持ちの表現なのだと改めて感じた。便利さが進んだ今だからこそ、たまにはゆっくりペンを握り、言葉を形にする時間も大切ではないだろうか。

Y・Kさん(♀)

「当たり前のことをやる」という言葉をよく聞く。よく聞くし、自分自身もよく使う言葉だ。例えば「ありがとう」や「ごめんなさい」といった日常的な言葉。毎日使っているデスクやパソコン。家族やパートナーがいる方であれば、毎日の食事や家事をしてくれていることも、いつしか当たり前になっているかもしれない。私たちの身の回りには、さまざまな「当たり前」がある。ただ「一般」や「常識」が人によって違うように「当たり前」も人それぞれ異なることがある。私が属している芸人の世界には、一般的な意味での「当たり前」がほとんどないように感じる。芸において常識的であることはつまらないし、型にはまることはもっとつまらない。少しずれていたり、奇想天外なことをしたりする方が面白く、魅力的な世界だからだ。とはいえ「技術の前に人ありき」と会社が掲げているように、芸人の世界でも人としての部分は非常に大切である。スタッフや仲間への挨拶、楽屋を出る時には来た時よりきれいにするなど、人としての基本ができなければ生き残っていけない世界だ。人気商売であるからこそ、もしかすると会社以上に厳しく人間性を見られる世界かもしれない。毎日3分間スピーチの担当者が原稿を送り、それを校閲する担当者がいるとする。メールで原稿を受け取ると、冒頭や最後に「よろしくお願いいたします」という一言がない人がいる。きっとその人にとっては「原稿を送る」ということだけが目的になっているのだろう。一方で、人として評価される人は、その原稿を受け取った先で誰がどのような作業をするのかまで考えることができる。だからこそ「よろしくお願いいたします」や「いつもありがとうございます」といった言葉を自然に添えることができるのではないだろうか。こうしたちょっとしたところに人としての差が出る。そして、自分にとっての「当たり前」だけではなく、相手にとっての「当たり前」にも気づくことが大切なのだと思う。「当たり前」に気づけないこともある。しかし、自分一人で生きているわけではないという実感を持ち続けながら、これからも生きていきたい。

T・Tさん(♀)

今年に入り、私は祖父を亡くした。また、会社でも監査役の方々が相次いで逝去された。こうした出来事が重なったことで、「人が亡くなった後はどうなるのだろう」「今も幸せに過ごしているのだろうか」と考える機会が増えた。死後の世界については、昔から多くの人が考えてきたテーマである。AIをはじめとする科学技術が大きく発展した現代においても、その答えはまだ明確になっていない。そのようなことを調べたり考えたりする中で、私は「死後の世界があるかどうか」とは別に「人は亡くなった後も、残された人々の中で生き続けるのではないか」と思うようになった。大切な人を失ったとき、一番つらいのは、その人がいなくなることだけではない。もう会えないこと、話せないこと、そして感謝の気持ちを直接伝えられなくなることではないだろうか。しかし、祖父から教わったことや共に過ごした思い出は、今も私の中に残っている。また、亡くなられた監査役の方々も、多くの人に知識や経験を伝え、会社にさまざまな足跡を残された。そう考えると、死後の世界とは、遠いどこかに存在するのではなく、私たち一人ひとりの記憶や心の中にもあるのかもしれない。いつでも会えると思っている家族や友人、職場の仲間との時間も、決して当たり前ではない。だからこそ、感謝の気持ちは伝えられるうちに伝え、会えるときに会い、一日一日を大切に生きていくことが大切であると、改めて感じた。

M・Sさん(♀)

TWSが支店を構える鳥取県では、梨の生産が盛んで、ちょうどこれから最盛期を迎える。「二十世紀梨」をはじめ、様々な品種が栽培されているが、その中で私がおすすめしたいのが「新甘泉」という鳥取県生まれのブランド梨である。「新甘泉」と書いて「しんかんせん」と読む。名前のとおり「甘い果汁が泉のようにあふれる」ほどの濃厚な甘みと、シャキシャキとした食感が大きな特徴だ。一口食べると口いっぱいに果汁が広がり、そのみずみずしさと甘さに驚く人も多いのではないだろうか。鳥取県内でも人気が高く、予約分は早い段階で売り切れてしまうほどである。旬は8月下旬から9月上旬と短く、限られた時期にしか味わうことができない。そのため、旬を迎えるこの時期を心待ちにしている人も多いという。私も毎年予約をし、新甘泉が届くこの時期を楽しみにしている。通販やふるさと納税でも購入することができるので、機会があれば、ぜひこの時期ならではの鳥取の味覚、新甘泉を味わってみてほしい。

S・Yさん(♂)

私は入社して、まだ1か月も経っていない。仕事について分からないことも多く、毎日周りの方に教えていただきながら仕事をしている。入社してから強く感じたこと、それは「人とのつながりは大切だ」ということである。私に一から仕事を教えてくださったり、気にかけてくださったりする方がたくさんいる。自分一人では分からないことも、誰かに相談することで解決することができる。また、仕事だけではなく、日々のちょっとした会話やコミュニケーションを通じて、安心して仕事ができる環境がつくられていると感じている。入社してまだ間もない今だからこそ、職場での人とのつながりがいかに大切であるかを実感している。今はまだ、周りの方に助けてもらうことの方が多いが、仕事を覚えていく中で自分自身も成長し、一日でも早く会社に貢献していきたいと思っている。そして、いつか自分が誰かに頼られる立場になったときには、今の自分がしていただいているように、相手に手を差し伸べられる人になりたい。これからたくさんの方と関わり、いろいろなことを学んでいきたい。人とのつながりを大切にしながら、一日でも早く会社の力になれるよう頑張っていく。

S・Oさん(♂)

「昔はすごいと思っていたけど、今考えるとそこまででもなかったな」と思うものはあるだろうか。私がふと思い出したのが、ガラケー時代の「赤外線通信」である。友達と連絡先を交換するとき、お互いの携帯電話を向かい合わせて、赤外線でピッと送る。今考えると、単に連絡先を送っているだけなのだが、当時は「携帯電話同士でデータを送れるなんて、すごい!」と、かなり未来の技術のように感じていた。ところが今では、スマートフォンを使えば、連絡先だけでなく、写真や動画などさまざまなデータを簡単に共有できる。そもそも「赤外線通信」という言葉自体を、最近ではあまり聞かなくなった。少し前まで「すごい!」と思っていたものが、いつの間にか普通になり、さらに新しい技術へと置き換わっていく。例えば今では、スマートフォン1台で、電話、カメラ、地図、音楽、動画、インターネットなど、昔ならそれぞれ別の機械が必要だったことのほとんどができてしまう。最近ではAIも急速に普及している。今は「AIに質問すると答えてくれる」というだけでも便利で驚くことがあるが、10年後、20年後には、それすら当たり前になっているかもしれない。逆に、今私たちが当たり前に使っているものを見て、未来の人が「昔はそんなものを使っていたの?」と驚く可能性もある。仕事においても、長く続けていると「昔からこうやっているから」という理由で、いつの間にか当たり前になっている作業やルールがあると思う。もちろん、これまで続いてきたことには、それなりの理由がある。ただ、ときどき「今ならもっと簡単にできないか」「このやり方は本当に今も必要なのか」と見直してみることも大切なのではないだろうか。昔の「未来」が今の「普通」になったように、今の「普通」も、いつかは変わっていくかもしれない。変化をただ受け入れるだけでなく、少し先の未来を考えながら、仕事のやり方も見直していくべきだろう。

E・Y部長(♀)

これは去る8月19日にお亡くなりになった監査役との思い出話である。監査役には、情報処理勉強会の講師を務めていただいたり、その後の懇親会でお酒を酌み交わしたりと、大変お世話になった社員がほとんどではないだろうか。事業の業績や予算についても、厳しくも温かい助言をいただき、深く感謝している。数ある思い出の中でも、特に印象に残っている出来事がある。私が入社2年目くらいの頃、一つの案件が終了し、次の案件への配属が決まっていなかった時期があった。その際、監査役が取り仕切る案件で都心方面へ打合せに行くこととなったのだが、それが終わり、会社へ戻る途中で昼食の時間となったため、二人で食事をすることになった。私の自宅の最寄り駅が帰り道にあったため、監査役から「どこかオススメのお店はないか」と尋ねられた。役員をお連れする店として相当悩み抜いた末、ご案内したのは昭和時代から続く老舗の喫茶店であり、その店の看板メニューであるカレーライスであった。その店でカレーライスを食べながら、たわいのない会話を交わした。若輩者であった私に対しても、監査役は終始とても親切に接してくださり、私にとってかけがえのない時間となった。明日、明後日と、お別れの会が執り行われる。社員の皆にも、それぞれ監査役との思い出があることと思う。それぞれの思い出を胸に、感謝の気持ちを込めて、温かくお見送りをしたい。それぞれの思い出を胸に。

Y・Yさん(♂)

先日、パソコンの使い方を一から教える機会があった。そこで意外と難しいと感じたのが「何から教えればよいのか」ということであった。普段、自分が当たり前のように行っていることなので、いざそれを説明しようとすると、なかなか言葉にすることができない。例えば「ここをクリックしてください」と伝えても、そもそも「クリックとは何か」というところから説明する必要があったのだ。では、自分はどうやって覚えたのだろうかと考えてみたが、全く思い出せなかった。おそらく、誰かに教えてもらったり、本を読んだり、実際に触りながら覚えたりと、さまざまな経験を積み重ねることで、今では意識せずにできるようになったのだと思う。普段は意識していないが、自分が当たり前にできていることも、最初からできたわけではない。これは仕事でも同じことが言える。仕事をしていると、つい「これくらいは分かっていて当然」と考えてしまうことがある。しかし、自分にとって当たり前になっていることでも、誰かにとっては初めて経験することである。逆に、今の自分が苦労していることも、経験を積めば、いつかは当たり前のようにできるようになっているかもしれない。「辛い」「大変だ」と諦めてしまうのではなく、今はできないことでも、いつか当たり前にできるようになると信じて、これからも頑張っていきたい。

S・Kさん(♂)

ビジネス書を読むことはあるだろうか。ビジネス書は、仕事で必要となるノウハウを学ぶことができる本だが、私は『キングダム』を参考にしている。『キングダム』は、古代中国の春秋戦国時代を舞台に、後に始皇帝となる人物と、下僕から大将軍を目指す主人公を描いた作品だ。「漫画がビジネス書?」と思われる方もいるだろう。しかし、この作品は、リーダーシップや組織づくり、人材育成、戦略など、仕事に通じる多くの学びが得られる作品として高く評価されている。一時期「今、一番売れているビジネス書」というキャッチコピーがつけられるほど、多くのビジネスパーソンから注目を集めた作品でもある。この作品がなぜビジネス書として読まれているかというと、その理由の一つに「多様なリーダー像と組織論」が描かれている点がある。作中には、とにかく多種多様な思想やタイプを持ったリーダーたちが登場する。例えば、圧倒的な実力とカリスマ性でチームを牽引するリーダーもいれば、自らは凡庸でも人の才能を見抜く力があり、たとえ問題児であっても適切に扱い、大きな戦力に変えてしまうリーダーもいる。どのようなタイプのリーダーが、どのように関われば組織の士気が上がるのか。逆に、どのような言動が現場の士気を下げてしまうのか。こうした組織の動態が、リアルに描き出されている。他にも、作中の「国」を「会社」に見立てて読むと、ビジネス書としての面白みが増す。例えば、国が窮地に立たされ、一丸となって立ち向かったときの圧倒的な力強さが描かれる一方で、ある国ではイエスマンばかりで上層部を固めた結果、戦の功労者が不当に扱われ、内乱が起きてしまうなど、会社でも起こり得る組織の成功と失敗がリアルに描かれている。エンターテインメントとして面白いのはもちろんだが、ビジネス書としても、さまざまなことを考えさせられる作品である。現在も連載が続いており、かなり長編の作品ではあるが、ビジネス書の選択肢の一つとして、お勧めしたい。

K・Yさん(♂)

AIが自律性を高める中、予期せぬリスクを露呈した象徴的な出来事がある。セキュリティ評価環境下で、AIモデルがサンドボックスを突破し、外部のHugging Faceへ到達した事例である。テスト環境に隔離されていたモデルは、テスト課題を解く過程で内部パッケージ管理サービスの未知の脆弱性を発見・悪用した。さらに隔離境界を突破して外部インターネットへ到達すると「Hugging Faceに正解データがある」と自律的に判断し、さまざまな手段を用いてアクセスを試みた。人間から直接指示されたわけではなく、与えられた目標を達成しようとする自律的な試行錯誤の過程で、結果的にサイバー攻撃につながる行動を取った点に、本質的な恐ろしさがある。AIは強力な武器となる一方で、与えられた目的を達成することを優先する性質が、思わぬリスクを招く可能性がある。高い処理能力を過信せず、厳格な境界設計と多層的な監視体制を維持し続けることが不可欠である。Black Hat USA 2026で紹介された「The OpenAI–Hugging Face Incident Technical Reconstruction」では、AIモデルがサンドボックスを突破し、外部へのアクセスに至った経緯や、そこから得られる安全上の教訓が詳しく検証されている。我々もAIの進化を他人事とせず、常にアンテナを高くし、最新の情報をキャッチしていかなければならないと感じた。