昨今、物価高騰が進んでいる。1月16日からガソリン補助金が縮小され、1月中には全国平均185円ほどになる見込みだ。また、身近な例として、コンビニのおにぎりが来週から約20%値上げされるという。さらに、4月からは食品・酒類・飲料を中心に約5000品目が値上がりするとのことで、このような物価上昇は家計を圧迫し、消費意欲を低下させるだけでなく、経済成長の鈍化を招く。結果として、気分が沈む話題が増える傾向にある。しかし、このような状況であっても、私たちが「幸せ」かどうかは個々の考え方次第だ。世界幸福度ランキングはご存知だろうか。このランキングは毎年発表されており、2024年の日本は51位だった。一方、7年連続で1位を獲得しているのがフィンランドである。では、フィンランドが高い幸福度を誇る理由は何だろうか。ライフワークバランスの良さ、政治への国民の信頼、充実した社会保障、豊かな自然によるストレス軽減などが挙げられる。また、フィンランドの国民性として「どうせ無理だ」と諦めるのではなく「誰かが助けてくれる」「何とかなる」という前向きな姿勢が根付いている点も大きい。さらに、ある研究では「幸せだと感じる社員」は創造性が3倍、生産性が1.3倍高く、ミスが少なく、利益率も高いと報告されている。一見すると幸福度と仕事の関連性は薄く感じられるが、幸せを感じることがTWSに好影響をもたらすのではないだろうか。