昔の人は良い言葉を残している。一寸先は闇、転ばぬ先の杖など。昔から良くないことは未然に防ごうとしていたのだろう。最近ではリスクマネジメントという言葉もよく聞くようになり、私生活でも意識するようになった。例えば、些細なことではあるが、電線にカラスが止まっていたのが見えた為、少し避けて通ったところ、落ちてきたフンを回避できたこともあるが、何故か良くないことというのは重なって起きるものだ。システムで障害が発生して緊急訪問をしたのだが、日帰りを予定していたが結局、立会が必要となり4日間も残ることとなった。そしてその間に溶連菌に感染してしまったのだ。2日くらいで熱も引くだろうと思っていたが全く治らずに出張終わりまでだいぶ苦しんだ。帰宅後、病院に行ったのだが、通院した病院では発熱の場合は事前の電話受付が必須で、直接行っても診てもらえなかったり、薬が少ないとのことで、処方箋が特定の箇所でしか発行できないとのことで、大型スーパー内にある薬局に行ったが90分待ち。とにかく落ち着くまでだいぶ時間を要した。その教訓を生かし、次に体調を崩した際は、すぐ病院に行き薬局も変えたところ、すぐに終わった。リスク回避も軽減も、誰かが経験したり、事前に想定しているから、その対策を打てると思う。とは言え、先日行った客先での作業では、あらゆることを想定して臨んだが、それでも想定外が発生した。もちろん対処はしたが、年初の能登半島地震でも、火災が発生した際に消防団長が川の水が引いてしまった事を「想定外」だったと言っていたことを思い出した。一つひとつの経験を活かすことが後々のリスク回避や軽減に繋がるのではないだろうか。