本社で働いていると一定の時間になると通称Temiと呼ばれるロボットが自動で動き出し、休憩や空気の入れ替えを促している。15時頃になると「チョコレートには集中力をアップさせる効能がある」と言いながら動き回る。チョコレートに含まれている成分の中で「カカオポリフェノール」「テオブロミン」「ブドウ糖」の3つが仕事効率に良いとされている。まず「カカオポリフェノール」だが、脳の血流を増やすため、集中力がUPする効能があるそうだ。また、近年の研究ではカカオポリフェノールが、加齢とともに減少していくBDNFと呼ばれる脳のたんぱく質の再生や維持を促す効果がある可能性が示唆されている。それによって記憶力がアップするそうだ。2つ目のテオブロミンは覚醒作用があり、眠気を吹き飛ばしてくれる。また、似た効果のある、コーヒーで有名なカフェインもチョコレートに含まれている。3つ目のブドウ糖だが、脳にエネルギーを補給することができるため、疲労回復に繋がる。とは言え砂糖が多く入っているチョコレートは血糖値を急上昇させ、かえって眠くなる恐れがある。この3つの効果を効率よく摂れるチョコレートは、カカオ配合量の多いビターチョコレートだ。また、ナッツ入りチョコレートもお勧めだ。ナッツに含まれるオメガ3脂肪酸が心臓病のリスクを下げたり、脳の活性化につながると言われている。皆も仕事の途中に疲労を感じることがあったら、Temiの言葉を思い出してチョコレートを摂取してみてほしい。