私は話すことよりも聞くことの方が得意である。と言うよりも話すことが苦手なのだ。皆の中に、3分間スピーチ苦手だとか、ネタがないなと感じている人も多いと思う。私がまだ若い頃、自分の性格的にも聞き上手になると良いと上司にアドバイスをもらった事をきっかけに、相手から話を引き出すことに重点を置いてきた。先日、初対面の方と話しをする機会があり、最初はお互いたわいのない話をしていたのだが、ふと会話が止まってしまい、困り果ててしまった。恐らく相手も話し上手ではないのでは?と思った。いくら聞き上手であっても、そもそも聞くためのネタがないとダメなんだと感じた。以前、話し上手な方に、どうしてそこまでネタがあるのか?と聞いてみたところ、常にネタ探ししているとの回答があった。ただ毎日同じ通勤経路を行き来するだけでなく、辺りを見回したり、注意を向けることで新たな発見につながるのだそうだ。最近は業務で客先に行くことや、打ち合わせも多く、様々な方と話すことが多い。話しをしていると、言葉を選ぶのに時間を要したり、相手に伝わっていないこともしばしばあるが、自分の得意なことや、知っていることはスラスラと言葉にできる。やはり自分の知識の引き出しをたくさん持っておくと何事にも困らず良いものなのだ。