「やらない善よりやる偽善」という言葉をご存知だろうか。広島平和記念公園内にある「原爆の子の像」に捧げられていた約14万羽の折り鶴がいたずらで放火されるという事件が発生。その折り鶴を2ちゃんねるの人の呼びかけで「折り鶴13万匹プロジェクト」が立ち上がった。そもそも2チャンネルと言えばボランティア活動や慈善活動に否定的な意見を述べる人も多く「偽善」等と言っては度々議論になっている。そんな中で立ち上げられたプロジェクトに対し「しない善より、する偽善」という匿名の書き込みがあったことから、合言葉のように使われ出し、時間経過とともに「やらない善よりやる偽善」という言葉に変化したと言われている。やらないで偽善だ等と批判ばかりしているより、偽善と捉えられようとも、善いと思う行いをやることに意味がある。私も街を歩いてると、度々困ってる人を見かける。転んでしまった人やベビーカーで階段を上がろうとしてる人、酔い潰れてる人等、そんな人を見た時、必ずしも手助けをするのではなく、その時の気分だったり、その場の雰囲気で行うことが多い。そもそも手助けする1番の理由は、手助けしない事を後で後悔するのが嫌だという気持ちが大きいからだ。親切にする事で「いい人ぶってる」とか「八方美人」と思われるのも今は気になるが「やらない善よりやる偽善」自己満足であっても、いつかは心から善を行えるような人間になりたい。