子供が幼稚園に通っていた時の園長先生が話してくれた『子育ての4訓』を今でも覚えている。『乳児はしっかり肌を離すな、幼児は肌を離せ、手を離すな、少年は手を離せ、目を離すな、青年は目を離せ、心を離すな』子供が小さかった当時は自立を妨げてはいけないという意味で捉えていたが、今、子供が就職・進学して、親元から離れてみると、親の子離れの意味も含まれていた思う。子供には色々と言いたい事もあり、手助けをしたくなるが、行動を信じて任せてみる事が大事な事だと気付いた。子どもとの関係性は、会社で何か教わる時、教える時の関係性に少し似てると思う。仕事を任せてもらうには、相手に信頼してもらわないと任せてもらえない。逆も然り。私自身、相手にお願いしたり、頼ったりすることが苦手だった。しかし子育てを通じて、その苦手も克服し、いざという時は周りに助けられながらここまでやってこれた。周囲への感謝を忘れず、自分を成長させてくれた子供にも感謝したい。