仕事で中国地方に出張したときに感じたことである。かなりの広範囲を電車に乗って移動しなければならなかった為、一番最適なルートを都度都度探して移動していた。と言うのも、地方のローカル線では電車がそう頻繁に走っている訳ではなく、乗り換えでの30分待ちはザラで下手をすると1時間以上待つこともしばしばであった。また私が乗車した電車には、東京都内には殆どと言っていい程付いている入口ドア上のモニタが全くなかった。自分が今いる位置を確認したり、CMを眺めたり、ちょっとしたお得情報をGetしたりと何気に便利に利用している。しかし、今回利用した電車にはそのシステムが無く、次の駅が何かは車内アナウンスに耳を傾けないと分からなかった。それも聞き漏らしてしまうと、自分がどの方向に向かっているのか、その方向は合っているのか、携帯のアプリ等で位置情報等を利用して、確認しなければ不安で仕方なかった。更に言えば、私は日本語が分かるので車内アナウンスで確認ができるが、日本語が分からない海外の乗客等は電車での移動は困難を極めるだろう。いつもの便利さに慣れてしまっていることを改めて痛感するとともに、ありがたみを感じることができた。