ファミリーレストラン、ガストのメニューにチーズインハンバーグというものがある。その名の通りハンバーグの中にチーズを入れており、ハンバーグを割るとトロットロに溶けたチーズが溢れ出す。既に累計で1億食を超えている人気メニューだ。そんな人気メニューも、販売されるまでには画期的なアイデアがあってこそ。実はハンバーグの中にチーズを入れるのは簡単なものではないらしく、特に1000店舗を超えるガストでは店舗によって品質にばらつきが出ないことが大前提であった。その品質の平準化を確保するために機械化する事になったが、ここで驚くべきは、同じすかいらーく系列の店であるバーミヤンで既に使っていた中華まん製造機を流用したことだ。そうする事で機械の製造コストも無く、品質の平準化を実現し、低コストでチーズインハンバーグを提供することができたらしい。中華まんというハンバーグとは全く異なる料理の製造機を流用するという発想がガストの人気メニューを誕生させたのだ。業務資料の作成やプログラミングでも、既存の成果物を流用する事はよくある。時には全く違う成果物が流用できる事もあるのではないだろうか。創意と工夫で業務の効率アップを実現していきたい。